23話 外では大変なことが起きていた
天重郎たちと魔理とレイジとマシロが渋谷のダンジョンを攻略しているさなかダンジョンの門の前では大変なことが起きていた。
ゴブリンが5体、コボルトが3体、ホブゴブリンが1体門の前に現れたのだ。
最初はやじ馬たちもなんだ? 新手のコスプレか? とか最近のCG技術は進んでいるんだねとか突拍子もないことを言っていて危機感の欠片も無かったが、ゴブリンが手に持った棍棒で人を襲い掛かった瞬間にパニックが起きた。
コボルトが噛みついて人を喰っている。ホブゴブリンは大斧を振りかぶり人を一人ずつ殺している。
警察官たちは拳銃でゴブリンたちを殺そうとしているがひょっいひょっいと躱されてしまう。
人々は逃げ惑う。何人も死んでいくさなかついには自衛隊が駆けつけた。
だがたったの3人だった。
そしていきなり1人殺されたホブゴブリンに。
「上島中尉殿!? 貴様!! 覚悟!!」
「グフ」
ホブゴブリンが拳で衝撃波を放った。
自衛隊員の一人が後ろに吹っ飛ばされる。
そのまま息絶えた。
最後の一人もサブマシンガンでホブゴブリンを狙い撃ちするがすべて弾をキャッチされて一気に縮地で近づかれて大斧で首を刎ねられて死んだ。
ホブゴブリンはそのまま市街地を駆けだした。
獲物を探すようにじっくりと駆けている。
そこで一人の獲物を見つけたようだ。
魔法使いの格好をした少女がいた。
だが少女はホブゴブリンを見るとつまらなそうな顔でこう言った。
「なんだ君は……魔物ならもっと強くならないといけないじゃないか……つまらないから殺すよ」
そのまま雷の魔法でホブゴブリンは雷撃を受けて死んだ。
魔法使いの少女は渋谷のダンジョンを目指していた。
そのまま広場では悲惨な光景だった。
だが魔法使いの少女はダンジョンの門に入ることにした。
ついでにどこかに行ってしまったゴブリンたちは誰かが退治するだろうと楽観視して。
●
渋谷ダンジョンの中では激闘が繰り広げられていた。
マシロはこの中で一番レベルが低いが近接戦闘タイプでオークのような耐久力の高い敵に対しても連撃で何度も攻撃することで倒すことが可能だった。
マシロはスピード攻撃タイプですばしっこいので敵の攻撃がまったくといっていいほど当たらなかった。それだけ回避力が高いのであった。
レイジは中距離から遠距離の間で氷結系のスキルや魔法を使う戦法を取る。もしくは指銃で指先から氷の弾丸を撃ちだすので速攻系の攻撃も挟める。
凍らせるまで多少時間がかかるがかなりの強さだと言ってもいい。
だがマリさんはと言うと空想魔術で敵を倒している。しかも殆どの野生の魔物はオスなので色欲のスキルで行動を操っていて攻撃させないその場でモンスターは棒立ちだ。
よって苦戦は一切してない俺にはわかっていた。
こっちはカレリナが自動串刺し飛翔斬で自動攻撃で殆ど狩りつくしている。
アテナが聖剣で斬り倒している。ミヒルが拘束しつつ蹴り殺している。
俺は創星の杖と風魔法で何とか倒している。
現在9階層だ。そろそろ10階層に入るがボス戦なのかな?
というかそろそろ外に出たい。外はどうなっているんだろ?
いやよく考えたら俺たちは帰れるのか転移腕輪で。
でもこいつらを置いて帰るなんてできないだろう……マリさんはあれだが……
そして10階層に来てホブゴブリンが出てきた。
余裕でレイジが凍らせた後に俺の風魔法が炸裂する。
そしてあっさり倒せた。弱いな~でもそんなこともあり外に出ることになった。
転移の祭壇がありそこに触れると外に出ますか? と聞かれたのでみんないったん外に出るという。
「流石に疲れちゃったから今度また来るのだ~これ私の連絡先ね」
「俺も教えとく……」
「じゃあ私も……天重郎さん後で話があるのでカフェに来てください」
なんかマリさんにカフェにこいと誘われた。なんだろう……嫌な予感が。
とまあ外に出たら悲惨なことになっていた。が警察の車が沢山有ったのでマリさんを連れてさっさと遠くに転移した。レイジとマシロは勝手に帰ったようだ。
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