145話 クロエちゃんと一緒にデートダンジョン攻略する
「本日マシロはお休みだ」
「そうなんだ~へ~~~」
「なんだその余裕そうな目は」
「こっちは従魔がいるからな」
今日はクロエちゃんと一緒にダンジョンデートだ。
「ダンジョンデートだな」
「デートだね」
調子こいてるな俺。まあいいや。
秋葉原ダンジョンの143階層を進んでいる。
メテオライジングリザードが出現した。
普通に強そう。
俺はたまには剣を使う。
剣で斬る。
身体強化魔法は使う。
するとあっさり倒せた。
「ひゅーやるじゃん」
「どういたしまして」
「近接結構難しいよ」
「そうかもな」
そうして色々と進む。
クロエちゃんは爪で攻撃している。
蹴り攻撃も見事だ。
クロエちゃんの攻撃性能はかなり高い。
可愛さも特段高い。
俺はクロエちゃんが好みだ。だが少女らしいが俺に反発している。
結局キスしてもらってない、メスガキだなぁと思いつつ俺はクロエちゃんを見返そうと思う。
143階層の爆炎リザードが出現した。
硝煙の匂いがしそうな蜥蜴だな。
氷の力を見せてやる。
氷雪の王を発動する。
爆炎リザードが一瞬で凍る。
一撃で倒した。
クロエちゃんが褒めている。
「やっぱり天重郎君は凄いよ」
「そうか? 普通だと思うけどな」
この時のクロエの脳内。
やっぱりこのおじさんもとい天重郎君は規格外すぎる。なんでこの人気づいてないんだろ? いややはり天重郎君は実力を隠すタイプ。だから私にも見せてないなたぶん。
そうして俺はクロエちゃんにきわどい約束をつけさせようとする。
「今度デートして欲しい」
「!? いきなりどうした決め顔でなんか歯がゆいけど」
「うーんダンジョンで頑張ったらどうかな?」
「いいけどまあ頑張ったらね」
俺は内心ほくそ笑んだ。
そして頑張った。
するとクロエちゃんもいつもより笑顔だ。145階層まで進んだ。
雷神リザードが強敵だった。
雷神を使ってくるからかなり強かった。
クロエちゃんとデートの日だ。
デートはなかなかに楽しかった。
なんと俺のほっぺにキスをしてくれた。
「この前のご褒美よバカ」
「ありがとう」
「もう恥ずかしいからね」
そうしてなんかいい雰囲気だ。
だが今日はそれだけで別れた。
まあこれ以上はなかなかいけないよな。
次の日デートの翌日。
秋葉原ダンジョンに来ている。
145階層からスタートだ。
なかなかに進んだ。
147階層まで進んだ。
クロエちゃんと仲良くなったように感じる。
マシロはなんかふーんといった感じだ。
「クロエなんか変わった?」
「いや別に」
「そう」
そんなこともあり俺はクロエちゃんと仲良くなった。
恥ずかしい彼女の姿を見てみたいなと思いつつ俺は本日もダンジョンで腕を振るった。
ダンジョンの中の暗がりは心地よい。
俺はさらに進む。モンスターを狩る。
クロエちゃんと一緒に進む。
クロエちゃんと一緒にダンジョンを進む。
まだ先はある。このまま進もう。
だが気持ち悪がれたくないのでほどほどにする。