第40話 逆襲のネメシス財団!伝説の不死鳥襲来!
ある日、プリンセスドールズは天秤の形をした自由の魔獣と戦っていた。
「誰かの声が聞こえたのなら」
「すかさずここにやってくる」
「世界の危機を救うため」
「今日も明るく出動だ!」
「レッド・アルファ!」
「ブルー・ベータ!」
「グリーン・ガンマ!」
「三人そろって、神出鬼没の怪盗トリオ!」
「なんてな!」
そんな怪盗トリオを横目に、プリンセスドールズはピュアロイヤルメイクドレッサーの力で魔獣を浄化していく。
「Dash! Dash! Jumpingしよう!」
「心に翼がある」
「その先は」
「未来」
「Boys & Girls Don’t Think Feel!」
「ウインクだけはなぜか」
「うまくできない」
「笑顔のまま 毎日を」
「過ごしてる」
「選挙の日などはなんか」
「出かけたくなる」
「正午まで数えると」
「眠ってしまう」
「抱きしめて」
「悲しくなったときは」
「抱きしめて」
「今は」
「もう大丈夫だよ」
「Yeah! Yeah! Lucky Every Day!」
「無限の可能性」
「みんなみんな」
「同じ」
「ひとりぼっちじゃない」
「Dash! Dash! Jumpingしよう!」
「心に翼がある」
「その先は」
「未来」
「Boys & Girls Don’t Think Feel!」
「今こそ、力を一つにするとき!プリンセス・ピュア・エクストリーム!」
プリンセスドールズが星型にフォーメーションを形成して、魔獣にマイクを向ける。すると、プリンセスドールズが、
「アンコールはお断り」
と言って、魔獣は跡形もなく消えていった。
「ちゅ、ちゅ、ちゅっぴー!」
とチララはマジカルストーンの気配を察知した。マジカルストーンが落ちていく方に行くと、
「キャッチ!」
とチララがマジカルストーンを回収することに成功した。それをつぼみのプリンセスミラーに認識して、
「ネフライト。やわらかいマジカルストーンだ」
「それではまた次回、輝く世界でお会いしましょう!プリンセスステージ、ハッピーフィナーレ!」
プリンセスドールズが勝利宣言する一方で、
「もう、今日も負けちゃったじゃないの!」
「なんだか俺たち」
「とっても嫌な感じ!」
怪盗トリオはこう嘆いて未来世界へと帰っていった。
その夜、つぼみの家のテレビには、
「つい最近、中学生が次々と消息を絶つという大変恐ろしい事件が多発しています」
というニュースが流れている。
「これはひどい!」
「ネメシス財団の仕業かしら!?」
つぼみと蘭がこのニュースに怒りを露にしていると、
「たった今入ってきた速報です。ネメシス財団がマスコミ各社に向けて声明を出した模様です」
「2019年12月31日、横中市にある遊園地・スカイスクエアで、ネメシス財団主催の発表会を行う。令和最初の大晦日、我々は主役に躍り出る」
ネメシス財団が犯行声明を出してきた。
「これと謎の失踪事件は何かしらの関係性があるかもしれない!」
つぼみは、あることを閃いた。
「明日、晴斗くんのところに行ってくる!」
「分かったわ」
つぼみの決意に、蘭はこう受け入れた。
翌日、つぼみと晴斗は、晴斗の家にいた。
「近頃、中学生の謎に包まれた失踪事件が相次いでいるようだ。陸上の男子100メートルの中学記録保持者、人気アイドルグループの最年少メンバー、天才中学生ヴァイオリニスト、難関中高一貫校で学年トップの成績の秀才、そして有名プロサッカーチームのジュニアユースに所属するエースストライカーだ」
「才能ある人がどうしていなくなっちゃうの?」
「それはまだわからない。だけど、彼らから親への連絡も入ってこないことはお父さんの話から聞いた」
国際警察の刑事を父親に持つ晴斗は、つぼみに事件について説明すると、
「ネメシス財団によって連れ去られたのかも」
「その可能性はある」
と、誘拐の可能性を否定しなかった。
その時、沙奈とアリスが晴斗の家を訪れた。
「大変よ!」
「大将、潮さん、ねねさんまで行方不明になってしまいました!」
「本当に!?」
「また誘拐されたのか!?」
沙奈とアリスからの突然のお知らせで、つぼみと晴斗は言葉を失ってしまった。それだけではない。アリスの元にこんなものが届けられていた。
「つい先ほど自宅にネメシス財団からの手紙が送られてきました」
「ねえ、私たちにこれを見せて」
つぼみは手紙の封を開けると、
「どれどれ…読んでみるね」
つぼみたちは手紙を読む。
「プリンセスドールズよ、12月31日の夜、スカイスクエアで決闘を行う。前回、ダイヤモンドのマジカルストーンはお前たちに奪われてしまった。だが、パールのマジカルストーンとお前たちの同年代の子供たちをかけて戦おうではないか。大みそかの夜、日本の未来をかけた戦いが幕を開ける」
と書かれていた。
これを読んだつぼみは、
「許さない、ネメシス財団」
と怒りを露にしたうえで、
「みんな、大みそかは必ず勝利しよう」
「パールのマジカルストーンだけじゃなく」
「私のクラスメイトを取り戻しましょう」
と、沙奈とアリスに結束を呼び掛けた。
一方その頃、蘭と琴音はチララとともに、シンボルタワーの展望デッキから横中市街を眺めていた。
「あれが、潮風とアルプスの街と呼ばれている横中の街並みだ」
「なんだか綺麗だね」
チララと琴音が街を見渡していると、
「ねえ、あれを見て」
「何かあったのか?」
蘭はある光景に気づく。
「大きな鳥が飛んでいるわ」
「これは魔獣なのか?」
と、大きな鳥の正体が魔獣だと断定する。
「今すぐみんなに伝えなくちゃ」
「そうね」
蘭と琴音は、つぼみたちのいる晴斗の家へと急行する。
そこにたどり着くと、つぼみたちはそれぞれの自宅に帰宅しようとしていた。
「もうそろそろ魔獣がやってくるわ!」
「どんな姿なの?」
「金色の鳥の姿をしていて、まばゆい虹色の光を放つわ」
「これも…大みそかにやってくるの?」
「そうよ」
と、琴音はつぼみたちにあることを伝える。
それから、
「私と蘭が先にスカイスクエアに行くから、つぼみたちはあとから向かってて!」
「どうして?」
「どうしても!」
「なら、分かったよ」
蘭と琴音は、つぼみたちより先にスカイスクエアに行くことを決めた。
そして、迎えた2019年最後の日。スカイスクエアはいつもより多くの人々でにぎわっていた。
「あっ、何かいる!」
すると、スカイスクエアに魔獣が飛来してきた。
「待たせたな」
の一言でドクターが現れると、
「炎のきらめきと黄金の輝きを兼ね備えた史上最大の魔獣を時空のかなたから連れてきた」
すると、鳳凰や朱雀をほうふつとさせる伝説の不死鳥をイメージした伝説の魔獣が現れた。
「お待ちなさいな!」
その時、蘭と琴音が現れた。
「行くわ」
「さあ、ショータイムのはじまりよ」
蘭はプリンセスムーンスターで、琴音はエースミュージックポッドで、それぞれドールプリンセスに変身する。
「スター・アンド・ムーン!」
「スカーレット・プロミネンス!」
「ドレスアップ!」
「星と月のプリンセス・トウィンクルパープル、見参!」
「炎のプリンセス・スカーレットエース、見参!」
トウィンクルパープルとスカーレットエースが現れると、
「どうなるかわからないけど」
「やってみるしかないわ」
いきなり二人は魔獣の浄化に挑戦する。
トウィンクルパープルがプリンセスムーンスターにダイヤモンドのマジカルストーンをセット。その力をプリンセススタータンバリンに授けると、
「プリンセスステージ、ライブスタート!」
トウィンクルパープルによる魔獣の浄化がはじまった。
「発射のベルと」
「同時に出会う二人」
「でもすれ違ってしまう」
「早く会いたい」
「だけど知らない」
「だから だから unknown unknown」
「なぜそんなに会いたい?」
「あなたの思い」
「ねえ 目を合わせて」
「振り向かずに」
「そうそうそう 気になりそう」
「私の脳内は」
「あなたのことだらけ」
「さあさあさあ 勇気を出して」
「本当のことを」
「伝えに行こう」
「恋するリフレイン」
「ダイヤモンドの輝きでパワーアップ!乙女の輝き!ダイヤモンド・トウィンクル・ナビゲーション!」
トウィンクルパープルがプリンセススタータンバリンを魔獣に向けて響かせる。しかし、これは魔獣の翼で跳ね返されてしまった。
「スカーレットエース、あなたの番よ」
「分かったわ」
今度は、スカーレットエースが同じ轍を踏ませまいと浄化に挑む。
「すごい駆け足 橋を渡った」
「あなたの元にサプライズ訪問するわ」
「電話したい」
「メールしたい」
「それでも まったく時間はない」
「愛の太陽」
「いつも心の中で晴れている」
「こんなに心震えるの 初めて」
「愛の太陽」
「周りに雲一つない」
「言えないけどあなたが好き」
「ガーネットの輝きでパワーアップ!乙女の力!ガーネット・スカーレット・ファイヤーワークス!」
スカーレットエースがプロミネンスエースカスタネットを魔獣に向けて響かせる。だが、これも魔獣が吹く炎でかき消されてしまう。
「誰か助けて…」
「早く…」
「お願いだから…」
大将たちからのSOSに、トウィンクルパープルとスカーレットエースは応えることができない。
しかし、その時だった。
「これで終わりか?」
「まだ終わっていないよ」
ドクターからの問いかけに答えながら、つぼみ・沙奈・アリスがトウィンクルパープルとスカーレットエースの元へ駆けつけてきた。
「二人とも、どうして!?」
「実は、どうやって魔獣に勝てるかやってみたの…」
「でも…それが…できなくて」
つぼみの質問に、二人は元気なくこう返した。
「私たち、仲間だよね?」
「うん」
「五人が一つの場所に揃ったとき、ドールプリンセスは本当の力を出せるのです」
「勇気と友情があれば、なんだってできるわ」
「ありがとう」
つぼみたちの力強い言葉に、二人は再び立ち上がった。
「さあ、変身よ」
「うん」
つぼみ、沙奈、アリスはプリンセスミラーでドールプリンセスに変身する。
「ピンク・ジュエル・パワー!」
「ブルー・ジュエル・パワー!」
「イエロー・ジュエル・パワー!」
「ドレスアップ!」
「愛のプリンセス・ラブリーピンク、見参!」
「水と氷のプリンセス・アクアブルー、見参!」
「花のプリンセス・シトラスイエロー、見参!」
「私たち、プリンセスドールズ!プリンセスステージ、レッツスタート!」
プリンセスドールズが全員そろうと、
「覚悟はいいか?覚悟はできたか?」
「もちろん。さあ、戦いを始めよう!」
こうして、パールのマジカルストーンと大切な仲間たちを取り戻すため、プリンセスドールズとドクターの戦いの火蓋が完全に切られたのであった。
次回はパール編の最終回です。お楽しみに!




