この腐りきった世界で生きなければならない理由#3
自分の気持ちがまだよくわからない。
けど、わかるような。
ムズムズするこの感じ。
まだ抜け出したくない。
あなたの中で私は空想上の人物かもしれないけど、
それでもいいから好きでいてほしい。
憧れだけであっても、嘘でも。
ねえ、覚えてる?
覚えてないよね。
でも、私はずっと覚えてたよ。
私の中で君は才能に溢れていて、自分とは程遠い人物だった。
今もそう。近い存在とは思えないの。
なのに、なのに。
気になってしまう。
考えちゃう。
夢を見ているよう。
気持ちが宙に浮いてる。
ふわふわした気持ち。
いつか、君の近くに行けたらいいのに。
もうちょっとだけ、ね。