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1話 自己紹介とアイドルになるまで

5年ぶりに書きます。目標は完結させることなので、書きやすいエッセイ風のスタイルで


※この物語は全て作者の想像によるフィクションです。

~これは、私の下克上の記録~


私の名前はユカ。19歳です。職業はアイドルやってます。


なんて人前で自己紹介する勇気が無いくらいの、駆け出しの地下アイドルです。

本名は、音無多々美。音無って名字から陰キャって言われたり、多々美って名前から畳扱いされて踏まれたり、小さい頃から散々な目にあって生きてきました。絶望しかない日々でした。


そんな私に、生きる希望を与えてくれたのがアイドルでした。

テレビで良く見るアイドルグループの、いつも一生懸命でキラキラした姿に憧れて、ダンスを家の鏡の前で真似してみたり、可愛いアイドルと同じ髪型で高校に行ったりしていました。校則の緩い高校だったので、学校的には問題なかったのですが、『てめぇブスの癖にアイドルみたいな髪型するなよ』とか『畳は座敷童子みたいな髪型しとけ』とか、酷いことを言われる有り様でした。


私は高校を卒業してすぐに、アイドルを目指して上京しました。

両親には反対されたけど、金銭的な支援は一切受けないということで納得してもらいました。


一人暮らしをして、コールセンターと、倉庫の積込みのアルバイトで昼夜問わず働く合間に、アイドル事務所のオーディションを受けては落ち続ける日々でした。

それもそのはず、私は目が小さく一重まぶたで、それでいてメイクも下手で、とてもアイドルオーディションに受かるような容姿ではありませんでした。それに加えて、面接ではいつも緊張してしまって、オーディション担当者からの質問に上手く答えられなませんでした。人前で力を出し切れず、歌やダンスの審査もまともにできませんでした。そのため、お金を貯めながら、メイクや面接の受け答えの練習を必死に頑張りました。緊張しててもベストのパフォーマンスを出せるくらい、歌やダンスも練習しました。


その結果、上京してから1年を経てついにアイドル事務所のオーディションに受かったのです。

私は跳び跳ねて喜びました。しかし、現実はそう甘くはなかったのです。

何故なら私は、テレビの中のアイドルのキラキラした光の一面しか知らなかったのです。


~世界は0.1%の光と99.9%の闇で出来ている~

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― 新着の感想 ―
[一言] 目が小さく一重まぶた というのが自分の好みに近いので想像して楽しい気持ちになりました。
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