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常日-トコロビ-

作者:白姫真夜
常盤平丈は暇を持て余していた。
放課後の時間はその暇を持て余し、ただただその暇を暇で埋める為だけの毎日を送っていた。
ある日平丈は自分の制服のポケットの中に「見知らぬ鍵」がある事に気が付く。

その鍵に思い当たりが無く、自身が持ち合わせている事にただただ違和感を感じながらも、その鍵を握りしめ、ある場所にへと向かう。
平丈には、何故かその鍵が学校のどこで使われるものなのかが分かっていた。

「日常」の鍵穴は文字通り音を立てて傾く。

彼の退屈で平凡な日常から抜け出すその扉は、開かれた。
00章
【2】繰-ムジュン-
2021/03/02 11:55
【4】鍵-キッカケ-
2021/03/04 14:15
【5】閃-カクサレルモノ-
2021/03/04 14:17
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