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浮浪者の娘  作者: 大久 永里子
第一章 言葉《ことば》
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第一章 第9話 心臓の音

 ラルクの去った部屋で、アミィは一人ソファに腰掛けていた。


 身の回りの出来事全てを、薄いベールをへだてた向こう側のものの様に感じていたのに、急に世界が色彩を持って目の前に現れた様に見えた。


 微かな不安と、微かな希望が心の中でせめぎ合った。


 心臓が、鼓動を打っていた。アミィの心の揺れを現して、その音が高まり、速まっていた。


 自分の胸に確かな命の脈動を感じて、初めて彼女は、自分が生きていることに気付いた気がした。


⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰⊱⊰

第一章 終

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