昔々の
初めましてorお久しぶりです。
新作です。
エタる気もしますが衝動に任せて書きました。
良ければ読んでください
ある時を境に、世界は変わってしまった。
世界的な寒冷化、局所的温暖化、森林の砂漠化、火山の大噴火、竜巻の発生増加。
世界中の人々が世界が終わるのかと思うほどに、天変地異が起こるようになった。
人々は怒りを国に向けた。
「国王のせいだ」「資源採掘のためと言って環境を破壊したからだ」「神殿を壊して炭坑を拓いたからだ」「神の怒りを買ったんだ」
そんな風に国を責めました。
そして国は、国王は、あることを決意しました。
1人の青年を人柱にしたのです。
「全てはこの男のしたことだ。彼は、遥か昔に勇者に討伐された魔王の血を引いている。」
国民は半信半疑でしたが国は構わずに計画を敢行しました。青年をとある監獄の最奥部に入れ、彼を生け贄に天変地異を止める魔法を使ったのです。
数年後、天変地異はすっかり止み、人々は国王の言っていたことを信じるようになりました。
全ては魔王の血を引く者の仕業だった、と。
そんな出来事があったからでしょうか。世界には魔王を題材にした物語が増えていきました。
魔王が天変地異を起こし世界を滅ぼすお話
魔王が人の生活に憧れ姿を変えて人として生きるお話
牢に入れられた魔王が何百年も生き続け復讐するお話
そして人々は次第に忘れていきます。そんな魔王が実在したことを。
たった一人を生け贄に、世界が救われたことを。