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10式戦車~世界初の第四世代戦車、世界最強の座を目指して~

読む前にコレは趣味300%爆☆誕!後悔は無し!日本の技術力ならコレ位出来る!筈・・・

≪21世紀に蘇ったP虎≫≪リアルタチコマ≫≪変態機動戦車≫≪エレクトリック・ハイテク・タンク≫≪ハイパーチハたん≫など様々な呼び名で呼ばれる74式戦車・90式戦車の後継、四代目国産新型戦車として配備される世界初の第四世代戦車10式戦車。


これまで主力だった74式戦車(史実とは違い最初から120mm滑腔砲を搭載)90式戦車(《レオパルト2J》日本がレオパルト2に自動装填装置・油圧サスペンションを加えて軽量化した日本独自改良ライセンス生産モデル。通称“ロイヤル・レオパルト”)の代替えとして開発・生産された。


開発計画スタート前、現有戦車である90式戦車の改修や諸外国で装備されている戦車の導入も検討されたが、以下の様な理由から不適当であるとされ新型戦車の開発・生産となった。



・74式戦車を改修する場合、設計が古いことから将来戦に求められる性能が総合的に不足する。


・諸外国の新鋭戦車を導入する場合、独自のC4Iに適合させるための改修が必要。


・現在保有中の90式戦車レオパルト2Jの場合、現在でも調達価格が1台10億円と高く、しかも生産数が只でさえ少ない。


・改修した場合、元の車両調達コストに対して5~6億程度の改造費を必要な為、90式戦車レオパルト2Jの調達コストが15億見積もられてベラボーなまでに高くなる。


・90式戦車レオパルト2Jの場合、自走による移動、トランスポーターによる輸送、鉄道や輸送艦などの輸送が困難な上に北海道以外の本土などでの運用は困難。


・諸外国の新鋭戦車を導入する場合、いずれも90式戦車より大型で重量が約6~12トン以上も重い為、運用自体が困難。



以上の理由から既存の現有戦車の改修によって戦力の工場は目標を達成することは困難であり、将来の各種任務に必要な性能を満たす戦車を装備するためには新戦車の開発を行うことが適当と判断された。


また米国のM1A3計画やMCS計画、中国の99式改良0910工程などを筆頭にした99G式戦車(99A式戦車)韓国のK2“黒豹”(ブラックパンサー)ロシアのT-95、チョールヌィイ・オリョール(ブラック・イーグル)などのポスト第四世代(次期第四世代)と呼ばれる各国の第四世代戦車を軒並み撃破する事を求められた野心的な設計思想を元に開発をスタート。


開発には日本の最新技術による新機軸を多く盛り込んでおり、また現在は開発が中止されて頓挫したアメリカ陸軍が開発していたMGV計画のテストベットとして様々な要素も取り入れた。


火力・防護力・機動力などの性能は90式戦車レオパルト2J以上を目標とし、将来の対機甲戦闘および機動打撃を行いうる性能とゲリラコマンド攻撃の対処における優位を確立する為、以下を開発のコンセプトとしている。



・高度なC4I機能などの付加。


・火力・防護力・機動力の向上。


・全国的な配備に適した小型軽量化。


・民生品の活用(COTS)および部品の共通化などによるライフサイクルコストを含む経費の抑制。


・将来の技術革新などによる能力向上に対応するための拡張性・発展性の確保。


・対ゲリコマ戦(対ゲリラ・コマンド戦)市街戦に対応。


・世界初の戦後第4世代戦車。



主砲には日本製鋼所が10式戦車用に新規に開発・生産した国産44口径120mm滑腔砲(軽量高腔圧砲身)を搭載。


公開された試作車では50口径140mm滑腔砲(性能値はレオパルト2の戦力向上計画“KWS―Ⅲ”に搭載予定だった48口径140mm滑腔砲NPzK-140とほぼ同一性能)を搭載していた。


140mm級の砲を純粋に搭載すると反動を抑える為に必要な重量は70~80t以上の重量がなければ反動を押さえられないと言われていたが10式戦車は新開発されたアクティブサスペンションで反動を吸収することでこの問題を解決している。


が。140mm滑腔砲を使用する実用性と導入コストの面、大量にある120mm砲弾の在庫、10式戦車と平行して配備される機動戦闘車(装輪戦車)との砲弾の共通化から量産型では搭載を断念された。


現在、東部方面混成団第1機甲教育隊及び富士教導団戦車教導隊にのみ教育訓練用の名目で140mm滑腔砲搭載型10式戦車が配備されている。


それでも10式戦車用に新規に開発された44口径120mm滑腔砲は新型の国産徹甲弾の使用によりレオパルド2A6などの55口径120mm滑腔砲と同一威力を有している。


そして副次的な福音として日本戦車では初となるイスラエルが開発した主砲発射型ミサイル〈LAHAT〉の運用能力が付与されている。戦車だけでなく対戦車ヘリコプターを撃墜することも考慮されている。


また同じくイスラエルのM329 APAM-MP-T(対人対物多用途弾)M339 HE-MP-T(多用途榴弾)M337 STAN(スタン弾・閃光爆風弾)やアメリカの120mmM830A1多目的対戦車榴弾も試験的に導入しつつ選考して使用することを決定した。


将来的に120mm滑腔砲が威力不足となった場合、当初搭載していた140mm滑腔砲に換装することが考慮され、将来的には静電砲(リニアガン/コイルガン)や電磁投射砲レールガンの搭載も視野に入れている。


61式・74式・90式と同様に日本の伝統お家芸である自動装填装置は新規開発されて毎分30発という速射砲レベルの高い速度での装填・射撃が可能。


乗員は車長・砲手・操縦士の3名である。当初は車長・操縦手の2名案もあったがマン・パワー面や運用面などから却下されたが61式駆逐戦車以来の非常には1名でも戦闘が可能となった。


全国的な配備・運用のために車体を小型軽量化したことで重量は40トン程度までに抑えられており、更に砲塔正面、車体正面などに着脱が容易な外装式モジュール装甲を実装しており、追加容易が可能で柔軟な運用に対応している。


ステルス性にも気を使われており対電波・対赤外線に対するステルス機能を考慮・意識した設計がなされている。


また運用時には赤外線遮蔽用のゴム製スカートが取り付けられ、現用の戦車では一番レーダーなどに映り難い。 将来的には電磁装甲・光学迷彩の導入も視野に入れられている。


小型・軽量化と応答性・敏捷性の向上のため、水冷4サイクルV型8気筒ディーゼルエンジンと油圧機械式無段階自動変速操向機(HMT)を組み合わせた動力装置パワーパックを搭載。


そして10式戦車最大のセールスポイントの目玉は戦車として世界初となる無段変速トランスミッション(CVT)とディーゼル・電気によるハイブリッド駆動を搭載し、日本が世界に誇るハイブリッドカーの技術を大いに盛り込んだポルシェティーガー以来のハイブリッド・タンクとして爆誕した。


電動モーターの特性により駆動力の立ち上がりが瞬時であり低速時のトルクも従来のトランスミッションとは比べ物にならない。


ハイブリッド電気駆動式を採用したことで嵩張って重い従来のトランスミッションと駆動シャフトが不要となった。


従来のトランスミッションに比べて単純で小さなギヤ部は故障が少なく保守頻度や交換部品の供給といった兵站への負担も軽くて済む副次的利点が出来た。


これらの要因から従来型の同等出力のディーゼルエンジンに比べて40%以上の燃費節約が可能となり、戦車としては有り得ない驚異の燃費性能と航続距離を有した世界一燃費のイイ戦車となり、そして既存の戦車では有り得ない驚異的な速度と加速性を持っている。


また足回りも凄く開発者曰く「ダカール・ラリーに出場しても完走できる」と豪語され、実際に富士やマッキンリーの山道で走り屋ばりの速度でイ○シャルDばりのドリフトを披露した。今度、ダカール・ラリーに出場予定。勿論、NBC防護装置・冷暖房も標準完備。


オプションでERA(爆発反応装甲)や対戦車ロケット弾防衛システムを搭載した市街戦用キットも搭載できる。


この市街戦用オプションキットは開発当初より使用することを盛り込んでいた為、並行して専用に作られており諸外国の既存戦車への市街戦用強化キットとは違い無理なくスッキリと収まる。


市街地での運用を考慮して砲塔側面後半部及びサイドスカート前半部にRPG-7対策用の増加装甲を装着。火炎瓶対策に機関室周辺にはメッシュ装甲追加。車体底面には対地雷用の装甲板を装着。


ハッチに設置された全周旋回可能な遠隔操作式銃架リモコン・ウェポン・ステーションには40mm自動擲弾発射器、2.7mm重機関銃、7.62mm機関銃を据え付け可能。アクティブ防護システムも搭載(非殺傷兵器の搭載可能)


小型カメラ経由の情報による近接観測能力の向上。センサーの類もレーザー検知機、狙撃探知装置、IED(即席爆弾)の信号検知及び妨害装置。


主砲同軸にサーチライトを設置。偵察能力を改善。車体前面にドーザーブレードを装着。車体側面に箱形の爆発反応装甲タイル、砲塔側面に瓦形の爆発反応装甲タイルなどが追加されている。


また日本のお家芸である化け物地味た高い精密射撃能力及びハンター・キラー能力には更に磨きがかかり、FCS(射撃統制装置)は時速300kmで飛行するヘリコプターも追尾可能。


射撃能力ではアメリカのヤキマ演習場の演習試験では2m四方の的に5km先の目標に初弾必中させた、3kmという遠距離で時速100kmで爆進する行進間射撃で10発連続で命中。


同じくジャンプしながら空中から発砲して3km先の1m四方の的に命中させ、そして極めつけはAPFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)飛行中の標的の無人機を撃墜した。


富士総合火力演習で大きく左右に蛇行しながら正確な行進間射撃を行う≪スラローム射撃≫急速後退しながら正確な射撃を行う≪後退行進射撃≫走りながら射撃し命中させる≪エクストリーム流鏑馬戦車≫など数々の射撃術の妙技を披露。


更に輸送機からの低高度パラシュート抽出システム(LAPES, レイプス)による降下を披露し、観客や諸外国の武官・軍事評論家から見事≪変態機動戦車≫の異名を頂戴することになった。


10式戦車の開発者曰く「ザ○やア○ギラスや火星の三本足のロボットが相手でも勝てる!でもガ○ダムやゴ○ラは勘弁な」とコメントしている。


これ等の様々な新機軸の技術の導入により10式戦車は高いデータリンクシステム(C4I機能)と対ゲリラ・テロ・コマンド及び山岳戦・市街戦に特化し、90式戦車以上の火力と装甲を維持しつつ小型軽量化に成功した世界を見渡しても屈指の性能を有している戦車となった。


74式戦車の後続戦車として600輌程度の調達予定。が、全省庁にとって最大の敵対勢力かもしれない財務省と防衛大綱の変更により400両に削減され、機動戦闘車とのハイ・ローミックス運用が考えられている。


当初は一括契約で行う予定が政権交代で単年度契約とされ、コストは上昇気味である。


因みに北海道に配備された90式戦車レオパルト2Jはレオパルト2A4レボリューションの様な独自近代化改修≪90式戦車Ⅱ型(レオパルト2JⅡ)≫への近代改修化が決定しており、もうしばらく現役に留まる模様。


現在、沖縄に新設された第15戦車中隊(部隊マークはシーサー)や九州の第4戦車大隊・第8戦車大隊に優先して配備中。派生型も回収戦車型、装甲工作車、水陸両用戦闘車などがある。


輸出も10式戦車はトルコ及び台湾と契約を結び、特にトルコは10式戦車をベースにして国内開発する事を決定した(この決定の裏には当初予定していたK2の開発の遅滞により国産戦車アルタイの計画がポシャッて業を煮やしキレたトルコが10式戦車に乗り換えた)

またサウジアラビア、スイス、タイ、イタリア、ベトナム、シンガポール、南アフリカ共和国などの国々も購入を希望中。

インド、パキスタン、イスラエルも興味を示したが流石に武器輸出三原則に抵触する為、輸出は困難。




【性能諸元】

全長:9.42m

全幅:3.24m

全高:2.30m

重量:40t(全備重量) 基本35トン(モジュラー装甲を取り外し時)/通常40トン/最大50トン(140mm砲&市街戦用強化キット使用時)

懸架方式:アクティブ油気圧式(能動型)

最高速度:100km/h(前進・後進速度) (リミッター外せば120km/h以上可能とも)

主砲:44口径120mm滑腔砲(計40発)(50口径140mm滑腔砲の場合、32発)

副武装:基本型、12.7mm重機関銃M2×2基

装甲:複合装甲(砲塔前面及び車体前面)+モジュール型装甲

エンジン:ディーゼル・電気モーターのハイブリッド式、水冷4サイクルV型12気筒ディーゼル(1,500ps/2,500rpm)+発電機1基

最高速度:100km/h(リミッター外せば120km/h以上可能とも)

航続距離:1000km(搭載燃料1000ℓ。1ℓ辺り1km。因みに他の現用戦車の1ℓ辺りの燃費はレオパルト2は458m。90式戦車は267m。M1A1は243m)

乗員:3名 (非常時には1名で運用可能)

調達価格:5億円。

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