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第六世第戦闘機F-3<飛龍(ワイバーン)>~飛龍の冠する21世紀のフー・ファイター~

この話ではF-3は第六世第戦闘機となっています。今だペーパープランで海と物とも山の物とも知らない、将来どうなるか分からない第六世第戦闘機ですがとりあえず現状、求められている要目から考えて書いてみました。

【F-3≪飛龍≫(海外名称:ワイバーン)】


アメリカ空軍向けにノースロップ(現・ノースロップ・グラマン)/マクドネル・ダグラス(現・ボーイング)が設計した選考から除外された試作ステルス戦闘機YF-23をベースに三菱との共同開発で作られた世界初の第6世代多目的用途戦闘機マルチロールファイター


当初、航空警備庁はF-22、海上保安庁はF-35の二本立てで採用予定だったが、土壇場になってアメリカ側のF-22の生産打ち切りとF-35の開発遅滞により、防衛計画が大いに狂った。


また急速に軍事力を増強・強化・ハイテク化を遂げる隣国の大国など四面楚歌状態。


続々と登場する第4,5世代戦闘機や第五世代戦闘機の出現による戦力の質の低下などを早急に打破する為に一気に一世代飛び越した第六世代国産戦闘機の開発を決意。


そこにF-4やF-14の頃より付き合いのあるノースロップ・グラマン社が開発が終了したYF-23を日本政府に売り込んで来た。


この売り込みに日本サイドは1日でも早く実戦に投入する為に長期間掛かる開発期間の短縮でき、悲願である国産戦闘機開発を早急に出来るメリット。


ノースロップ・グラマンサイドは世界初の第六世代戦闘機の開発して次期アメリカ軍主力戦闘機の座を狙えるという双方のメリットにより、既に不採用に終わったがノウハウと信頼性のある第五世代戦闘機のYF-23をベースに共同開発する事を決定。


ざっくらばんに書くと第六世代戦闘機のF-3戦闘機はベース機体となったYF-23から尾翼を撤去した双発エンジン、無尾翼スタイルでステルス性を重視した独特の形状をしている戦闘機。


機首から胴体にかけて二枚の扉が繋がったウェポンベイはF-22に比べて大型で様々な兵器が搭載でき、機外搭載用の大型兵器もウェポンベイ内に格納できる。


また従来の戦闘機同様、主翼下にミサイルを搭載でき、主翼のミサイルは主翼下の半格納パイロンに搭載される為、フル装備でも従来の戦闘機よりステルス性は高い。


メインスラスターには三枚パドル式左右独立三次元推力偏向ノズルを採用して姿勢制御は推力偏向ノズルにより行い、搭載されている三次元推力偏向ノズルは左右に独立しており、他の推力偏向ノズルを搭載した戦闘機では不可能な機動を飛べ、圧倒的な運動性能を誇る。


操舵翼の廃止により主翼の構造を簡易・軽量化。燃料タンク容量の拡大やステルス性の増大を目的としている。


F-3の機体には新開発された最新の複合素材を使用しており、柔軟に伸縮して断面積や形状を変化させることができる。


この新素材により主翼は高速飛行時は薄く小さく、低速飛行時は厚く大きくなり、あらゆる速度域での最適で安定した飛行性能を発揮。更に左右の翼面形状を非対称に変え、大胆な挙動を取ることも可能。


F-3ではそれらに加え、個々の部位そのものが各形態に合わせてあたかも生物の様に有機的に変形させ、従来の戦闘機にはない高い機動性を誇る。


この新素材によりフランカーのお家芸であるクルビット、本機しかできないトリプル・クルビットやダブル・コブラ、レシプロ機のみ出来る飛行機動が出来る。


またこの特殊な翼と推力ノズルにより空母及び高速道路からでも運用可能なSTOL性能を獲得した。


正し、これ等の新素材を使用した部品の部位は製作工程上の問題と製造コストの高騰化などから、本機の大量生産を困難にする一因ともなっている。


そして第6世代戦闘機のコンセプトである【i3 FIGHTERアイファイター】(名称の「i3」は「高度に情報化(Informed)/知性化(Intelligent)され、瞬時(Instantaneous)に敵を叩く」の頭文字をとったものである)を世界で初めて搭載。


まずはその第6世代戦闘機のコンセプトでるとされる【i3 FIGHTER】についての説明。『i3 FIGHTER』の能力は以下の能力を持つことが要求されている。


・カウンターステルス能力

・情報・知能化

・瞬間撃破力

・外部センサー連帯


これらの能力を実現するために「i3 FIGHTER」には以下のような技術が投入される予定である。


カウンターステルス能力は次世代ハイパワーレーダーを用い、従来のレーダーでは探知不可能な敵ステルス機を早期にコチラが発見するというものである。またこれにより高度なアクティブステルス性能も有している。


そしてi3 FIGHTER自体も高い電波吸収能力を持つシリコン繊維や電磁吸収能力に優れたプラズマテレビ用を転用した電磁シールド、電波の方向を屈折させるメタマテリアルなどの盛り込んだ事による従来のステルス機体より高いステルス性を持つ。


情報・知能化に相当する部位としてはクラウド・シューティングや新型の統合火器管制装置などの搭載。


≪クラウド・シューティング≫について端的に書くと従来の戦闘機の「自分でロックオンして自分で撃つ」という従来の戦闘方式から「誰がロックオンしても誰からも撃てる」という戦闘方式。


つまり自分が残弾ゼロでもロックオンさえ出来れば僚機や無人機、更には艦艇や地上からの攻撃も可能という事。


瞬間撃破力および外部センサー連帯は「i3 FIGHTER」を始めとして早期警戒管制機や複数のセンサー用UAVなどによって構成されたネットワークを用い、ネットワーク内のセンサー、武装などを最大限に使用するクラウド・シューティングシステムと瞬時に目標に到達する高出力レーザーや高出力マイクロ波兵器等の併用によって実現される。


この他にも新規開発の飛行制御システムのフライ・バイ・ライトやYF-23・F-35向けに開発されていたが開発が中止されたターボファンエンジン〈ゼネラル・エレクトリック/ロールス・ロイス F136〉をベースに鋳造ディスク材、単結晶材、耐熱セラミックス材などの耐熱素材を用いた次世代ハイパワー・スリム・エンジン等の様々な最新技術が投入。


そしてF-3の最大の特徴として人工知能システムの搭載があげられる。これは得られた情報を自動で分析しパイロットに取るべきいくつかの行動指針を提示することで負担を大きく軽減する事が可能である。


因みにこのシステムは既にロシアのT-50(PAK FA)が搭載済み。


パイロットの操縦席の座席もGに応じて背もたれの角度を変え、パイロットの負担を軽減する機能を持ち、新開発された耐Gスーツ、加圧呼吸装置、生命維持装置を合わせる事でパイロットは従来機では不可能だった10G以上の連続機動を耐えず行える事が可能となった。


また大気中の酸素を回収してパイロットに供給するタイプの新型の酸素供給装置を搭載しており、機内の酸素ボンベの容積に制約されることなく活動することが可能となっている。


このシステムもロシアのYak-130、MiG-29K、Su-30MKMなどに搭載されている。


また防御装置に高出力マイクロ波システムを搭載。正しく厳密にはECMの一種でミサイル、戦闘機に対して高出力マイクロ波をミサイルや戦闘機などの大将に掃射し、内蔵してある電子機器を焼き、ショートさせるのが目的。つまり電子レンジの如く内部の電子システムをレンジでチンとしてしまう。


将来的にはレーザー兵器、レールガン、光学迷彩の搭載も視野に入れられている。


また新開発の全方位多目的ミサイルとの組み合わせにより360度あらゆる角度から狙え、真後ろにいる敵機にもミサイルを撃てる。


最高速、加速性能、旋回性能の全てが高水準であり、普通に旋回するだけで他の機体のハイGターン並の急角度で方向転換が出来る。


唯一の欠点は新兵器のお決まりの調達コストの高さと安定性の低さと操縦性が良過ぎる点である。


価格が高いのは仕方なくまたそれだけの価格に見合っただけの性能のポテンシャルは有しているが、操縦性能はパイロットの思った通りに動き“自分でまるで飛んでるよう”と言われるがその思い通りに動き過ぎる点、反応の良過ぎる点、フラット過ぎる操縦性の為、機体のクセや限界が掴み辛くしかも少し操縦桿を倒すだけでハイGターンし、試験飛行時にはパイロットがブラックアウトや失神者が続出。


あるパイロットは「まるで親身に尽くしてくれるが本心を明かさず、油断すると“グサリ”と刺す女のようだ」と語った。


現在は新たに開発された耐Gスーツやパイロットの操縦席により問題点を払拭。≪超機動≫といわれる戦闘機動力を持った化け物ステルス戦闘機となった。


またその性能から≪リアル・バルキリー≫と称され、極一部からは「将来、コイツは宇宙戦闘機になるんじゃないか?」と噂され、文部科学省技術研究本部の一部MADにより秘密裏に試験されてると噂が誠しかやに言われいる。


JAXA(宇宙航空研究開発機構)にも飛行試験用に納入された事からもますます信憑性が増してきてる。


2015年初飛行予定。2020~2030年代に正式採用予定。無人機とのハイ・ローミックス運用を前提にしており、無人機と連携して索敵、援護、戦闘、監視、偵察を行う事を前提にしている。


つまり無人機が先行して索敵・電子妨害を行い、友人機や後方にいるAWACSや司令部と連携した新たな21世紀の空戦を戦略を念頭に置かれ、その中核的な機体がF-3戦闘機〈飛龍〉である。


有人・無人両方のオプションを含む多様な任務遂行を一機種で対応することを目標としている21世紀のニュージェネレーションのフー・ファイターな戦闘機。


*バリエーション


≪F-3試作無人戦闘機〈機龍〉≫

F-3戦闘機に基づいた無人戦闘機。正し、只でさえ高額な機体を「安価に機体を揃え、同数で勝てなければ10倍投入、撃墜された追加生産すれば良い」つまり≪数で押し潰す≫という【人海戦術】を想定している為、採用は未定。


≪F-3B〈爆龍〉≫

F-3を戦闘爆撃機化したバリエーション機機体。地上の固定目標に対するピンポイント爆撃及び対艦攻撃を主任務としている。

超々低空から突入し、精密誘導兵器及び空対艦ミサイルで敵地上施設・敵艦を撃破する事を目的。

機体が延長され、ペーロード搭載量を増やして燃料搭載量を増し、航続距離を1万km近くまで伸ばし、24時間近くの作戦行動を行う為、複座化。また光学迷彩も実装化予定。


≪F-3C≫

F-3の艦載機モデル。諸元などとほぼ変わらないが翼が折り畳め、空母での運用のために機体構造や降着装置の強化、前脚の二重車輪ダブルタイヤ化、カタパルト発進バーの装着、アレスティング・フックの強化など空母運用の為の必要な装備が付いた点。これらの機材により機体重量は増大している。


≪F-3D電子偵察機〈電龍〉≫

F-3を複座化した電子偵察機型。なお本機をベースモデルの艦載機型の早期警戒機や対潜哨戒機を試作中。



【諸元:F-3A】

乗員: 1名

全長: 20.00m

全高: 5.00m

全幅: 15.00m

最大速度: M3

エンジン:石川島播磨 F136-IHI-100(最大推力、アフターバーナー使用時:200kN)

航続距離: 4,000 km(亜音速巡航時)6,000 km(フェリー時)

実用上昇限度: 25,000m

最大搭載量:12,000kg


武装

固定武装: JM61A2 20mmバルカン砲×1(600発)

ミサイル: 空対空ミサイル×18発、対艦ミサイル×8発

機体名は当初からYF-23のドラゴンの様な姿を見てティンときた。

が、やはりお馴染みの〈震電〉〈烈風〉とか日本らしい名前を付けたく迷った。

特に募集の中で竜華零さまの「蒼花」「蒼風」やわらか煎餅さまの「爆竜」には迷ったがやはり“飛龍”と書いて“ワイバーン”と読むことにして決めました。

募集案の兵器はこれで全て投稿終了しました。応募頂きありがとうございます。

因みに最近は純粋に架空兵器考えたりしますね。試作案時のゴジラに出てきた感じのF-1や戦闘妖精雪風に登場した日本海軍のF/A-27Cを日仏共同開発F-2にしたりとか。

フランスと共同開発してF-2“ラファール”として完成なんて面白くないですか?空母保有してたら作ってそう。F-3?それは勿論、ASF-X“震電II”でw!

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