表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/26

CVF-21計画~21世紀の新世代航空母艦~

【PROJECT CVF-21】(CVF-21計画)イギリス、フランス、日本、インド、ロシア、ブラジルなどの6ヵ国からになる通常力航空母艦国際共同開発及ぶ建造計画の総称。


この『CVF-21計画』の内容は巨額の建造コストが発生する航空母艦の建造コスト削減と独力で航空母艦を建造が出来ない国々とが手を取り合った国際共同開発航空母艦建造計画。


これにより空母建造ノウハウと建造能力のあるイギリス、フランス、日本など国々は多額の設計費用・建造コストなどの費用を軽減する事に成功。


逆に建造ノウハウと建造する余裕のないインド、ロシア、ブラジルなどの国々は堅実で信頼性と実用性の高い空母を建造し、そして参加各国全てが比較的低価格で空母を保有する事が出来た。


船体設計の特徴としての手堅く堅実な設計をしているが最大の特徴は拡張性と発展性を重視している点である。


共通設計といってもプロジェクト参加した各国の海軍の運用思想・用兵思考は大きく違う。


それ等、全ての要求を盛り込んだ艦の設計などは土台不可能で出来た上がったとしても大抵は中途半端なモノに仕上がってしまう事になるのは多くの共同開発を行ったイギリス、フランスなどがよく知っている。


その為、船体の大まか基本設計のみ行い、他の細かい各部の艤装や武装などは各国が自国の要求を独自で盛り込んで行くと決定した。


これにより同じ設計図から作られた空母ながら、スキージャンプ台を装備したイギリスや重武装なロシアなど各国の空母の艤装や武装などが大きく違っている。


そういった設計思想を設計当初より盛り込んでいる為、船体は拡張性と発展性を大きく見積もって設計された。


これにより最低、半世紀、最長100年は現役で使い倒せる様な設計になっている。


運用機体などもイギリスはSTOVL方式の航空機の使用を予定しているがCTOL機の運用に対してもカタパルト発進とアレスティング・ワイヤーによるCATOBAR方式での運用が可能なようになど各国の様々な要望に柔軟に対応出来るように各部をモジュラー設計が取り入れられた。


また当初、CVF-21計画では艦橋は前部に位置する操艦に専念する航海艦橋と船尾付近の航空機の運用に専念する航空作戦艦橋の2つのアイランドをもつ予定であったが、この辺も各国の運用思想により艦橋を一つに纏めることも可能としている。


機関は統合全電気推進を含む多くの新型機材の採用、レーダーによる捕捉を妨げるためのステルス技術の導入、電磁式カタパルト、新型の着艦制動装置、操作人員の省力化が挙げられる。


この辺りにはアメリカ海軍も技術協力しており、カタパルトはアメリカのC13-3型蒸気カタパルトを提供。


最新技術の投入および広範囲なオートメーション化により、大幅な乗員の削減を実現し、将来的な空母運用コストの低減が図れるとしている。


この為、運用自体は乗員500名程度での運用が可能。また兵員や災害時に市民が乗艦する事を想定されており、居住区画には2000名を収容でき、航空機用格納庫は車両収容庫としても使用出来るようになっている。


搭載する艦載戦闘機もイギリスのF-35、フランスのラファール、ロシアのSu-33、インドのMig-29K、日本のF-14J及び開発中の国産次期主力戦闘機F-3の艦載機モデルと参加各国バラバラに違う機体を使用してるが全ての機種に対応で出来るようになっている。


特にインド、ブラジルの両国はCVF-21級航空母艦の購入に伴い自国が保有していた艦載機のシーハリアーとA-4KUスカイホークの後継艦載機の導入を決定。


その後続艦載機の選定はアメリカのF/A-18E/F、フランスのラファールM、ロシアのSu-33、Mig-29Kなどなど各国が熾烈な売り込み合戦を繰り広げ、一時期はラファールM型の導入に決定したが、土壇場でミラージュ社との価格交渉が難航し、インド海軍はMig-29K、ブラジル海軍はブラジル空軍が採用したグリペンの艦載機体タイプであるシー・グリペンを採用を決定。


しかしながらコチラも調達と開発に手間取っている為、ラファールMの導入も決定した。当面はダブルスタンダードになる予定。


こうした各国の運用思想が色濃く出せる≪CVF-21計画航空母艦≫は同じ設計図を使用してるとは思えない千差万別のヴァリエーションが豊かになっている。


そして本主役の日本の場合をみていこう。日本の場合はアメリカからキティホーク級航空母艦〈キティホーク〉〈コンステレーション〉を購入して改装した翔鶴型級航空母艦〈翔鶴〉〈瑞鶴〉の後続航空母艦としてCVF-21計画に参加。


(因みにこのキティホーク級の購入劇の裏には日本が購入費としての代金をエンタープライズ原子力空母2番艦〈ユナイテッド・ステーツ〉の建造費として肩代わりするという裏事情があった)


まず独自に国産開発されたリニア・カタパルトが採用された。これにより従来のカタパルトより遥かに短時間で発艦可能となった。


艦載機も翔鶴型から引き続きF-14Jを艦載機として使用中だが将来的にF-3に機種転換予定。


また災害派遣や国際平和活動など戦争以外の軍事作戦、水陸両用作戦の支援など多彩な任務に対応する事も想定されている為、輸送能力も高く大型車両や戦闘車両及び物資の輸送や大多数の人員の収容可能。


病院船並に充実した医療能力やC4Iシステムによるデータリンクや通信能力などによる洋上艦隊の司令部としての機能を担うため、災害救援プラットフォーム艦や指揮艦としての役割も担うように当初から盛り込まれている。


21世紀において前代未聞の大量建造計画により各国が航空母艦を保有。イギリス2隻、フランス2隻、インド2隻、ブラジル2隻、ロシア4隻、日本4隻の合計16隻を建造予定。またロシアは+4隻の建造を検討中。


また大型空母にしては比較的低価格でしかも自国の技術や用兵要目が盛り込み易い為、イタリア、ドイツ、スペイン、オーストラリア、トルコ、中国などの海軍力のある予算に余裕がある国々が興味を示し、特に中国は建造を希望したがやんなかんやで有耶無耶中な状態。


(因みに当初はロシアの計画参入も難色を示されたが、天然ガスなどの資源やらなんやらかんやらの圧力やウクライナ関係の問題解決、6隻と云う大口顧客でフランスの後押しなどで参加が決定された)





【性能諸元<CVF-21計画型航空母艦“大鳳級”>】

排水量:基準:50,000t、満載:80,000t

全長300m

全幅75m

喫水12m

機関:統合全電気推進(IFEP)(ガスタービンエンジン2基 、ディーゼルエンジン4基、 電動機2基 )

推進器:2軸

機関出力:120,000馬力

速力:33ノット

航続距離:10,000海里以上(18,520km)10,000海里(15ノット)

乗員1270名(内訳:乗員650名 航空要員620名)

<兵装>

高性能20mm機関砲(ファランクスCIWS)4基

SeaRAM 近SAM11連装発射機、4基

搭載機数 :50機

<同型艦>

大鳳、白鳳、天鳳、鶴鳳




*《他国のCVF-21計画型航空母艦の艦名》


・インド「CVF-21計画型航空母艦ヴィグネーシュワラ級」<ヴィグネーシュワラ><ヴィヤーサ>


・フランス「CVF-21計画型航空母艦シレーヌ級」<シレーヌ><ラファエル>


・ロシア「CVF-21計画型航空母艦ナヴァリ級」<ナヴァリ><オスラビア><スオロフ><ボロジノ>


・イギリス「CVF-21計画型航空母艦ロイアル・ソブリン級」<ロイアル・ソブリン><デューク・オブ・エディンバラ>


・ブラジル「CVF-21計画型航空母艦ブラジリア級」<ブラジリア><リオデジャネイロ>

本当に艦名には翔鶴型か大鵬型かに悩んだ。ぶっちゃけイイ名前は両方とも浮かんでドッチにするか悩んだ。とりあえず中々、仮想戦記で出番がない大鳳級にしました。

因みに艦名は翔鶴型は桜鶴、海鶴、雷鶴、鳳鶴、楓鶴、星鶴、月鶴、神鶴とか。大鳳は他に鳳凰、龍鳳、翔鳳、瑞鳳、炎鳳、風鳳、虎鳳、鷹鳳などなどが浮かんだ。


また他国の艦名の採用はロシア・イギリスはゆうき@新生活頑張ろう様、インドはスカイリィ様、ブラジルは海兵様、フランスはウルヴァリン様の物(ラファエルは私)を採用させて頂きました。

他の皆様も多く送られて結構、迷いました。多くの応募、ありがとうございました<(_ _)>

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ