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FNC-J 89式自動小銃~日べ混血娘の登場~

銃ネタが連続したので書きました。

≪FNC-J 89式小銃≫はベルギーのFN社(ファブリク ナショナル、現在のFNハースタル)が開発したFNCアサルト・ライフルをベースに豊和工業が改良したアサルト・ライフル。


開発と採用の背景は時は日本バブル全盛期の時代。高度経済成長を遂げていた日本は対ソ連対策の名目、そして憲法9条を改正して正式な軍事組織化を目論んでいた。


そんな好景気に沸いていた日本は旧式化した武器・兵器の更新と戦力アップを目的とした兵器調達計画を立てていた。


≪金満計画≫と一部で揶揄された武器・兵器調達計画の内容は航空警備庁はF-14の新たな独自改修、海上保安庁はキティホーク級航空母艦の購入とイージス艦の建造、そして陸に当たる警察庁の国産ライセンス改修型“ロイヤル・レオパルト”と呼ばれる90式戦車レオパルト2JとM3カービンとミネベアPPK-Jの後継銃としてSIG SG550及びシグザウエル P226の購入という何とも豪華な内容の計画であった。


が、バブルが崩壊。ソ連が無くなり、冷戦終結により計画は大幅に見直された。


後に維持費と運用コストのかかるこれ等の高級な兵器を売り払って低コスト・低価格の武器に変え、警察軍を警察組織にという政治家・官僚、霞が関を巻き込んだ一大論争になるのだがソレは後日に割愛。


この計画で一番後回しになっていた警察庁が割を食った。計画を着手し、生産間近となってた90式戦車は結んだ契約などにより何とか正式採用された。


が、購入予定していたSIG SG550のコンパクトモデル(後のSG552)及びシグザウエル P226は流石に調達価格が高過ぎた。


値下げ交渉行ったがP226の方はシグザウエル社と何とか折り合いが付いたもののSG550の方は(因みに納入額は20~40万円。資料によっては50万。コチラでは日本は一丁30万円で契約)シグ社(現スイス・アームズ社)との価格の折り合いが付かず、結局最初に結んだ契約の初期購入費用分で大規模な調達を打ち切り。


遅れて導入されたSG552は日本国内では一部の方面部隊の部隊と特殊部隊にのみ配備され、特殊部隊専用のアサルト・ライフルとなってしまった。


その後、早急に新たにアサルト・ライフルの制定を開始。そんな中、声を挙げたのがベルギーのFN社であった。


因みに同時期にアメリカのM16A2や豊和工業がライセンス生産をしていたAR18を売り込んで来たが、M16A2はアメリカ軍の調達価格の2倍(M16の納入額は3~7万)とボッタくり、AR18は価格面はクリアしたモノの性能面から脱落した。


当時、FNCは満を持してデビューしたのが登場が1979年頃と遅く、この頃には各国とも小口径自動小銃の開発を終えており、商業的販売は余り芳しくなかった。


また他のアサルト・ライフルと比べて価格も高めという側面も販売の足を引っ張った。


日本に売り込みをかけたFN社は日本側のライセンス生産と自国改修を認め、また価格面も15万前後に収まった為、FNCの国産改修化モデル89式自動小銃の採用が決定された。


外見的には大きな違いは余りないモノの元となったFNCアサルト・ライフルとの大きな違いは大幅な軽量化の成功である。


元のFNCは4,100g程あったのが89式は3,100gと1㎏ものダイエット(軽量化)に成功。この背景にはプラチック素材の多様とプレス成型加工の技術によるモノである。


それ以外にも高い命中精度、優れた消炎効果を発揮する銃口部のフラッシュハイダー、日本人が握り易い形状のグリップ、アンビデクストラス(両手利き)対応のセフティレバー、スケルトン・ストック部分に硬質ゴムパッドを採用し反動の衝撃の緩和など細かい部分に日本人らしい改修が施されている。


またセレクターシステムはユニット式になっており、取り外すことでセミオートもしくはフルオートのみとすることも可能。


オプションに40mmのグレネードランチャーやライフルグレネード、夜間射撃用のナイトサイトやダットサイトが装着可能。


司法組織の警察仕様な為、市街戦向きに作られた優秀なアサルト・ライフルに仕上がったが商業販売はベースとなったFNCと同じく好調では無かった。


89式は性能面などは現場からの評価が高く、海外からも評価されたがやはり価格が高かった。


89式は数ヵ国の司法機関や国境警備隊などで使用されたのみとなった。ここから第三国経由で紛争地にも出回り、西側系の傭兵達が使用している姿を見かけられる。


が、それでもM3カービンの後継銃と採用された89式は価格の低価格を狙い一括調達された為、早期に全国に配備され、また海上保安庁・航空警備庁に納入されており、現在も使用されている名アサルトライフルの一丁となっている。



【FNC-J 89式小銃】

口径:5.56mm

銃身長:420mm

ライフリング:6条/右回り

使用弾薬: 5.56x45mm NATO弾

装弾数:20発/30発(箱形弾倉)

作動方式:ガス圧作動方式(ロングストロークピストン方式)ロータリーボルト式

全長:900mm/650m(折り畳みストック)

重量: 3,100g

発射速度:650-850発/分

銃口初速:925m/秒

有効射程:500m


速報!し○ちゃんが日本君とお家事情で破局!ふ○こちゃんが日本さん家の子になりました!

因みにあぐが超好きだ。銃とキャラ、両方とも。G3姉さんもふじこ先生もガリルもG3も好きだ!

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