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ロザリオン  作者: TAMA-RUN
5/13

#05 時の図書館


「皆様、ご覧ください!」

ニュースアナウンサーの背後に映るのは巨大なクレーター。


「先日、消息を絶った輸送船が原因だと思われる

この巨大なクレーターは・・・」

まくしたてるように口早に続けるアナウンスが

暗がりに映し出されたモニターから流れている。


「あんた逹、よく生きてたもんね・・・」


【時の図書館】と看板を掲げているこの建物の主

【リリー・キャット】


膨大な情報を管理する情報屋でもある。

最も、ほとんどは非合法な情報なのだが


「もう少しで、でっかいお宝が手に入ったんだけどな。」

結局、あの爆発の後何事もなく普段(?)の生活に戻ったローズ逹であったが

無事に助かったのは悪運の強さと言える。


「邪魔さえ入らなかったら・・・ちくしょう!」

思い出したかのように、拳を自分の掌に叩き付ける。


「珍しいわね?」

「次に会ったら、ボコる!」

握った拳を震わせる。


「何者かしらね?」

「それを調べるのがアンタの仕事だろ?」

「データベースは今、使用中だし・・・ね」

少し困ったように、あごで促す。


「困りますぅ~っ!」

足をパタパタ振りながら何やら、叫ぶはるかの声が響く。

良く見るとどうやら本に夢中になっているようだ。


ただでさえ貴重な【本】というものがここには所狭しと並んでいる。

そのほとんどは、失われた時代の文化の残りである

その中の一冊を無造作に拾い上げめくって見る。


【恋は爆裂・パンクラッシュ!】

と題されたその一冊に夢中になるはるかを眺めながら呟く。


「良くこんなん読めるな・・・」

基本的に文字を読むのは好きではないらしい。


「お~い、リリー」

誰か来客らしい。


「例のヤツ、判ったか?」

遠慮なくずかずかと入ってくる。


「あらブルー、いらっしゃい」

挨拶もそこそこにディスクを投げ渡す。


「あん?客か?」

受け取ったディスクをしまいながら隣に座る。


「まったく、邪魔さえ入らなかったら上手く行ってたんだがな・・・」

「まったくだ・・・」

やれやれとお互いに顔を合わせる2人


「・・・・・・」

しばらくの沈黙・・・


「あああぁ~~~!!?」

絶叫の二重奏が響き渡る。



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