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ガラス製の彼女  作者: みすず
第一章 雪
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雪が告げる

しんしんと雪が降り積もる。

純白の絶景は見ているとぼうっと永遠に見てしまう気がするが、

自分にはそんな事をしている余裕は無いことに

気づき、彼、レフ・ヴァロフはペンを握り直して書類に向き直った。


一度集中してしまえばもう外など気にならなくなっていた。

・・・いつもなら。


この日は何故か外をついつい見てしまう。

何故だろう・・・何かを感じる。

誰かの魔力か?いや、それならここの魔力報知器が教えるはず、、、


何かが、何かが在る。それだけがひしひし伝わってきた。


「・・・面白い。何があるか確かめてやろうじゃ無いか。」

口元を歪め、ニヤリとわらう。

高級感溢れる革の椅子から腰を上げて

こそこそとドアに向かう。


うっかり女中のおばさん軍団に見つから無い様に、

見つかったら?・・・・セクシャルハランスメントの嵐だ。


無駄によく回る口で世間話を聞かされながら、

白いYシャツは厚化粧の彼奴らの紅で真っ赤になり、

要らぬプレゼント(大概がポケットの中でグッシャグシャに破壊され尽くしたセンベイ等)

を貰ったり、ベタベタと顔を触られたり、etc・・・

う、、、、おええ


ヤバイ。気分が悪くなった。早く外の清々しい空気を味わおう。


足を速めて神殿の裏口から出る。

すると、向こうから人が来た


「っあれーーー!?レフ殿下じゃないですかー!仕事は?もう終了ですか?

じゃあ、一杯お姉ちゃん達のとこでやりましょーよー!」

すり寄って来たそばかす天パの見るからに頭のかるそうな男に

呆れつつ今夜な?とその誘いにはちゃっかり乗る。


「なあ天パ。お前何か見たか?ここら辺で」

尋ねると男は憤慨そうに

「俺のこと天パ言うのやめれって何回も言いましたが?」

「どうでもいいだろそんな事。早く答えろ。」

「・・・このエロ殿下。」

「ああん?(怒」

殺気めいたモノを感じた天パは慌てて

「ああああ!っとそういえば正門付近でなんかいたかも~?では、これにてドロン!」

脱兎の如く逃げ去った天パを刺す勢いで睨んだ後、

俺はその正門に歩を進めた



雪がギュムギュムと沈み、俺の足を飲み込む程に積もっている


はあ、と白い息をわざと吐き息が消えゆくのを見る。

「!!何ガキみたいな事してるんだ・・・今日俺は何か可笑しい。」

正門に着いた。

けれども何も無い。

やはり嘘だったのだろうな。あの天パめ、今夜は覚悟しておけ


腹踊りをさせた上にさらに水を飲ませ悪酔いし無い様に美女達に介抱させたあとベットでスヤスヤと寝させてやる


これ、、、、罰なのか?と思う位軽い罰をニヤニヤしながら思案している。

何気に優しいor馬鹿なのかもしれ無い。


「さて、では帰るとするか。結局何も無いし・・・ん?」

ガウディ風の神殿。

その正門の柱の付け根に光るモノがあった


「なんだ?・・・像?」


女の像。

レフはしばらくぼうっとその女に見入っていた


美しい・・・彼女は、誰なんだ・・・


「そなたは、何故ここにおるんだ?」


思わず問いかけてしまった

答えが返ってくるとは思って居無いのに、自然と声が出た


しかし、案の定

ガラス細工の女は口を開かなかった。


ノリで書いてしまいましたが、楽しんで頂けた方がいらっしゃったらなによりです!

ご覧頂きありがとうございました

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