百目
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
こういう話が好きです。
「監禁か、監視か、好きな方選びなさい」
私の前でその方はそう言った。
その女に出会うと、霊感の強い者は総じて顔を顰めるであろう。そうしてその圧に容易く平伏すだろう。しかし霊力のある者は平伏さずとも、一つ忠告を残すだろう。
――随分とデカいの背負ってるね。と。
その女は何食わぬ顔で笑いながら、さも平然と脚を組み、目の前のケーキにフォークを突き刺している。そうして口笛を吹くようにこう言った。
「あぁ、気にしなくて良いよ? 序でに言っておくけれど、内緒話は生涯に渡って出来ないクチでね。其処はご了承戴こう」
女を取り巻く無数の目玉。其れが女の周りを見渡す様に、ぎょろり、ぎょろりと動き回る。まるで監視でもする様に、当たりを見張るように、絶え間なく動き回る。
その異様な光景に、前に座る男は例外なく顔をしかめた。
「其れ、は」
「神様の物だよ。だから軽々しく『其れ』なんて言うものではない。かなり穏健な方だが、一つ間違えると容赦なく祟るから」
「何故?」
「何故ってそりゃ、選ばされたからさ」
構ってちゃんではないと思っているが、如何せん死にたがり。産まれてからの希死念慮は数える事を辞め、自殺志願と他殺志願は百を超えた。そうして実際に柵を飛び越えた事が十二回。包丁を取り出したのが九回である。
その度に私は呼び出しを喰らい、延々と神様から説教を受けた。
――命を大切にしなさい。
――君だけの命ではない。
――此方がどれ程心配して、邪魔をしたと思っているんだ。
長々と続く説教を聞き流しては自殺に及ぼうとした。其れはある意味一種の衝動であり、私には抑える事が到底出来ないものであるあった。
そして遂に堪忍袋の緒が切れた何かは、ただ二つの回答を用意した。
「監禁か、監視か、好きな方選びなさい」
癇癪を起こしている訳ではない。口調は荒だってはいなかった。しかし既に限界を超えた者の地響きの様な唸り声は、私の意思決定を求めてはいなかった。
「あぁ聞こえていなかった? 今ここで君の魂を切り離して、私の領域に引きずり込むか、生涯何処にいても何をしていても、全部私の目に入る様にするか、好きな方選べと言ってるんだけど」
「じゃあ、監視で。そうした方がきっと、貴方も沢山の景色を見れるでしょう」
どうでも良かった。私の命なんて。けれども今、こうして意味が与えられた。私が行く先々で、貴方の目があるなら、きっと同じ景色が目に入るだろう。そうして死ぬ時はきっと一人じゃない。
「優しいですよね。他の方なら、私が最初に希死念慮浮かんだ時点で監禁してます。選ばせる様なことも致しません。だからこれは、私からの礼儀という物です」
「……もう良いよ……。死ぬ度に目玉増やすから。もう帰って良い」
物凄く失礼な言い方ですが、
祝福と呪いは紙一重だし、
愛はしこたま歪んで呪いになるし、
歪んだ結果、監禁しようが、遠くへ行こうが、距離なんか無視して、あってないようなものだし、
だから、ずぅっといっしょ!!
※元ネタ4つあるよ〜。探してみてね〜。
神様ってそういうもんじゃない?
話通じる神様の方が一握りだと思ってるので。
※話聞いてくれるだけで、泣いて喜べ。レベルだと思ってる人。
※生まれが違うから価値観とかそういうのも多分大きく違いそう。
※人間基準に置き換えて、『まぁ君が言うなら、そうしてあげるか』ってだけ全然話通じる神様だから。
※普通、神様って人の話聞かないから。聞く必要もないし。
読者の皆様
じゃあ普通の神様ってどんなの? 作者的に。
ワテ
君、気に入ったからさぁ、とりあえず傍に置くね。
え? 嫌? なんで? 君の話聞いてないけど?
じゃあ運命捻じ曲げて置くから、挨拶来てね。
飽きたら適当に捨てるから。
気がついたらまた声掛けるよ。
ぐらいのノリはしてくる。
まぁこんな認識なので、
神様の寵愛を受けるって言われたら、監禁か監視かの何方かな気がする。
人間的に言うと、『自分の部屋に閉じ込める』か『GPS体に100個付ける』みたいな。
まぁこの子は後者を選んだんですけど。
理由は結構単純。
別に生きたくない。希死念慮も自殺志願も止まらない。
何の役にも立たない。だから私を捨てれば良いのに。
という状態から、『監禁して、監視付けるだけで思ってくれた者に、良い景色を見せてあげたい』というだけのこと。
今まであんまり気づかなかったのかも。
こんなぶっ飛んだ思考回路してるし。




