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春風のサーガ  作者: 蒼井七海
第五章 異変と秘密のディテクション
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69 異変と秘密の発覚

 砂漠のごとき沈黙。それを破ったのは、エルメルアリアのうめき声だった。


「あー……そっか。ヒワの友達か……」

「エ、エラ? まさか、シルヴィーと一緒にいたの?」

「うん、まあ。なんか声をかけられて、流れで……」


 エルメルアリアは気まずそうに横髪をいじる。ヒワは彼と友人を何度も見比べた。はぐれた後に何かあったのは確かだが、まだ状況が読めない。ふたりの様子を見ていたシルヴィーが、はっと目を見開いた。


「もしかして――君が言ってたはぐれた友達って、ヒワのこと?」

「ま、そういうことだ」


 投げやりな口調で答えたエルメルアリアは、わかりやすく彼女から目を逸らす。彼らの間に流れる微妙な空気を気にしつつ、ヒワは再び杖を持ち上げた。


 あれこれ言い合っている間にも、〈穴〉から泥人形のようなものが這い出てくる。ヒワは思わず頬を歪めた。


「うえ……あれも魔物?」

「そ。町に出てったらまずいから、さっさと片付けちまおう」


 話題を切り替えるきっかけを得たエルメルアリアは、勢いよく手を叩いて飛び上がった。ヒワは戸惑いつつも友人を振り返る。彼女は、結界の内側であんぐりと口を開けていた。


「ごめん、シルヴィー。詳しい話はあとでする。今はひとまずそこにいて。――世界一安全な場所だから」


 そう言い残して、ヒワも駆け出す。エルメルアリアに追いつくなり、前方でうごめく不気味な泥人形たちに杖を向けた。


「『風の針よ、貫け』!」


 細く鋭く鳴った風が、人形の足を吹き飛ばす。ヒワがそれを何度か繰り返したところに、エルメルアリアが暴風を呼んだ。泥人形たちが一気に〈穴〉の方へ後退する。――が、すぐに何事もなかったかのように向かってきた。


「な、なにこれ!? 効いてないの!?」

「無傷ではないと思うけどな。見たところ、痛みを感じなさそうだから、厄介だ」


 言いながら、エルメルアリアは両腕を振る。彼を取り囲むように出現した水晶のごとき針が、泥人形たちの方へ飛んで、足に突き刺さった。


 変な人形ヒトガタが地面に縫い付けられているのはこれのせいだったのか、とヒワは納得する。


 しかしながら、落ち着いてはいられない。泥人形たちを拘束したとて焼け石に水だ。〈穴〉の表面で泡のような影が躍り、こちらへ這い出してくる。


「『閃光、弾けろ』!」


 ヒワは、杖を高く掲げる。空中で弾けた光が新たな魔物の一団をのみこんだ。その光を、若草色の石が捉える。


「――『バム・バム』!」


 あえて通常の詠唱を紡ぐ。閃光の魔力の残滓が熱を帯び、周辺一帯の天地を揺るがすほどの爆発を起こした。獣の声に金属音を混ぜたような絶叫が、重なって響く。


「これで、どう――」


 言いかけたヒワは、しかしすぐに頬を引きつらせた。


 青黒い光が、立ち込める煙を貫く。禍々しい魔力をまとった光線が少女の目を焼いた。


「うわっ」

「ヒワ!」


 エルメルアリアが前へ出る。彼が「おらっ!」と叫んで腕を薙ぐと、防御結界によく似た壁が現れて、光線を防いだ。ついでに巻き起こった風が、煙ごと魔物たちを吹き飛ばす。


「ごめん、エラ!」

「気にすんな。それより、ちっと時間稼ぎを頼む!」

「――了解!」


 再び高度を上げた相棒に叫んで、ヒワは杖を握り直す。突進してきた骨だけの馬を見据え、息を吸った。


「『あからしま風、吹き散らせ』!」


 ヒワの背後から、ごう、と強風が吹きつける。しかし馬のほねをわずかに揺らしただけだった。さらに、そいつの後ろから数体の泥人形が飛び出してくる。


 ヒワは暴れる心臓をなだめて杖を掲げた。


「『聖なる雨よ、降り注げ』!」


 ――唱え切ると同時、空を裂くように振り下ろす。瞬間、美しい白銀色の光をまとった『雨』が、晴れた空から降ってきた。激しく打ち付ける清らかな雨は、骨と泥の体だけを溶かしていく。


 再び、絶叫が公園を包んだ。


 ヒワは顔をしかめる。視界の端、結界の内でシルヴィーが耳をふさいだのが見えた。


 そのとき。手を叩く音と澄み切った声が、不快な音を打ち消す。


「――〈銀星の塔〉の名のもとに、権限を行使する」


 少女たちは顔を上げる。


 プラチナブロンドの髪と、いつもと違う衣をはためかせた精霊人(スピリヤ)が、空へ手をかざしていた。


「門よ開け、魔の者どもを彼方あなたへ還したまえ」


 玲瓏とした声に呼応して、空中に巨大な門が現れる。音もなく開いた門は、動きの鈍った魔物たちを吸い込みはじめた。


 ――しかし。


 泥人形たちの方から異様な高音が発せられる。禍々しい獣たちが、特有の悲鳴を上げた。彼らは、地上から門の方へ吹き上げる風に抵抗し、その場で激しく暴れ回る。土や草が乱れ飛び、空中で幾度も火花が散った。


 ぐうっと大気が捻じ曲がる。その圧力は、人間の臓腑すらも歪めてしまいそうだ。


 ヒワは、吐き気を覚えてよろめいた。


「なんで……こんな……」


 杖だけは落とさぬようにと指に力をこめる。黄緑色の瞳が、すがるように天を見た。ちょうどそのとき、門を維持しているエルメルアリアが、強風にあおられたかのようによろめく。――今この場所に、それほど強い風は吹いていない。


「エラ!」

「オレは平気だ! ただ――連中の抵抗が強すぎる!」


 上空から悲鳴じみた返答がある。風と、魔力の嵐の中に舞う金糸の隙間から、悔しそうに歪む相貌が見えていた。


 ヒワは杖を握り直す。窮鼠のように暴れ狂う魔物たちに向けて、叫んだ。


「『精霊の息吹よ、爆ぜろ』!」


 無形の力が魔物たちを叩く。外界だけでなく、彼らの体内の魔力にも影響があったはずだ。しかし、魔物たちの動きはまったく鈍らない。それどころか、ヒワを捉えた真っ黒い狼が、口腔から黒い炎を放った。


「っ、『光華(こうか)の砦、ここに建て』!」


 顕現した防御結界が、攻撃を阻む。が、黒い炎の方がわずかに強かった。少女を囲っていた輝く砦は、炎を打ち消しきる前に揺らいだ。


 頭の中で警鐘が鳴る。ヒワは夢中で口を開いた。


「『フィエルタ』――」


 その詠唱は、最後まで紡がれない。炎に焼かれた魔力の壁が、硝子のような音を立てて砕け散る。そして、ヒワの視界を暗黒が覆った。


「ヒワ!!」


 二人分の悲鳴が重なる。


 ヒワが反射的に目を細めたとき――吹き抜けた強風が、炎を残らず散らした。花の香りに気づいた彼女は、弾かれたように上を見る。


 左手を門に、右手を契約者に向けたエルメルアリアが、肩で息をしていた。


 ヒワは思わず口を開く。が、彼女が言葉を発する前に、魔物たちが臨戦態勢を取った。門の吸引力に抗う者どもの敵意が、人間と精霊人を射抜く。


 これは、いくらなんでもまずい。その場の誰もが息をのんだとき、精霊たちの熱気が高まった。


「『ラズィ・ノバーテ・シルール』!」


 底抜けに明るい声が、ねじれた空気を叩く。


 直後、魔物たちの上で数珠(じゅず)のように連なった火花が弾けた。苦悶の声があたりに響く。


 そして、抵抗が弱まった一瞬の隙に、門が彼らを余さず吸い込んだ。いつになく長時間呼び出された門は、役目を終えると、文句のひとつも言わずに消えていく。


 ヒワは呆然とした。我に返った後、声の方を振り返る。公園の出入り口に、蜂蜜色の髪の少女が立っていた。花形の貴石が輝く杖を構えた彼女は、得意げに片目をつぶる。


「はぁい、ヒワ、エラちゃん! 先輩その二、到着よ!」

「――カティ!」


 ヒワは顔をほころばせる。カトリーヌ・フィオローネは上機嫌に駆けてきた。


「遅くなってごめんなさいね。町中にも魔物がいたから、そちらの対処に追われてたのよ」

「そうなの!? 町は大丈夫?」

「大丈夫! 大きな被害は出ていないわ。ソーラス院の人たちも動いているし、ね」


 くるりと杖を回したカトリーヌが断言する。ヒワは肩の力を抜いたが、舞い下りてきた契約相手は渋い顔をしていた。


「町に? 嘘だろ? 〈穴〉から出てきた魔物は、全部ここで抑えてたはずだぜ」


「そうみたいね」とカトリーヌが唇を尖らせる。黒板を示す教師のように杖を振った彼女は、それをヒワたちの背後へ向ける。


「妙よねえ。フラムさんも、別れる前に『エルメルアリアが取りこぼすとは思えない』みたいなことを仰っていたし」

「フラムリーヴェさんと一緒にいたの?」

「ええ。あなたたちと別れてからしばらくは、ロレンスたちと行動していたの。魔物が出たって聞いたから、一旦二手に分かれたのよ。ふたりは別の区域の魔物を掃討しているはずよ」


 状況を説明したのち、カトリーヌは「『バム・バム』!」と叫ぶ。ヒワたちの後ろで爆発が起きた。足を吹き飛ばされ、もがく泥人形たちを見て、ヒワも杖を構え直した。


「なんにせよ、〈穴〉をふさいでしまわないといけないわね」

「うん。お手伝い、お願いできる?」

「もちろん! 時間稼ぎは任せてちょうだい」


 明るく請け負ったカトリーヌは、軽やかに杖を回して突きつける。


「『ミーレル・バンデ』」


 奏でられたことばと、空中をなぞる杖。それに合わせて魔力が動き、複数の光球が現れた。弾丸のように飛んだ光が、たちまち不気味な魔物たちをのみこむ。


 ヒワは目を細めつつ、半歩退いた。


「エラ。〈閉穴〉やっちゃおう」

「そうだな。ただ、その前にひとつだけ」


 契約者の隣についたエルメルアリアは、親指を立ててよそに向ける。


「オレが〈閉穴〉の術の発動に入ったら、お友達はヒワに任せる」


 言われて、ヒワはシルヴィーの方を振り返った。今、彼女を戦場から切り離している結界は、相棒が張ったものだろう。彼の言葉の意味を察して、力強くうなずいた。


「わかった」


 よし、と満足そうに笑ったエルメルアリアが急上昇する。


 ヒワも杖を両手で握って、息を吸った。


「『イリュ・ドゥーテ・クランダル・ウカータ』――」


 澄んだ音が鳴り響く。虹色の剣が魔物たちに降り注ぐ。土煙が舞い上がる。


 ヒワは、その一切を見ていない。


「――『クランダーテ・イリューア・デア・ヒワ・スノハラ

 アリイネラ・イリュール・デア・エルメルアリア』」


 祈るように詠う。


 ふたりを繋ぐ魔力の道が、震えた。


 〈天地の繋ぎ手〉が――彼の力が、彼女の祈りに応えた。


 風が逆巻く。大地が、木々が、水が、熱が、彼らを祝福するように輝いた。


「よし」


 からりとした声を聞いて、ヒワはそっと上を見る。


 地下魔界の魔物たちがおびえるほどの、力の奔流。その中心に佇むエルメルアリアは、透徹したまなざしを昏き〈穴〉に注いでいた。風で乱れる髪を気にも留めず、滑らかに〈穴〉の方へと飛ぶ。それを見届けたヒワも、身をひるがえして駆け出した。空に釘付けになっている友人を見つけ、彼女をかばうように立つ。輝きの砦はまだ維持されているが、気を抜かない方がいい。


 ヒワは、遠くに凝る黒い影に杖を向ける。そのとき、震える声が彼女の背を叩いた。


「ヒワ」


 呼ばれた少女は、声の主――シルヴィーをちらと振り返る。見開かれた赤茶色の瞳には、驚きと憂いの色が同じだけにじんでいた。


「あんた、いつの間に精霊指揮士(コンダクター)になったの? てか、もう一回訊くけど、あの子とはどういう関係?」


 結界の内側から投げかけられた問いに、ヒワは肩をすくめる。そして、後の質問にだけ答えた。


「相棒、かな」


 シルヴィーがぽかんと口を開ける。か細い吐息がこぼれた。


 そのとき、聞いたこともないような不快な音と、エルメルアリアの素っ頓狂な声とが重なった。ヒワは慌てて戦場に目を戻す。


 先ほどまで怯えていた魔物たちが、空へ向かって一斉に攻撃していた。光線や炎を放つものもいれば、飛んで標的に牙を剥くものもいる。無論、狙いはエルメルアリアだ。


 狙われた側は、放たれた攻撃をかわし、怪鳥を蹴落とす。鳥よりも自由に飛んだ精霊人は、眼下の魔物たちに向かって叫んだ。


「『眠れ』!」


 ことばが広がる。泥人形のいくつかが、ぐんにゃりと倒れた。その他の魔物たちも動きを大きく鈍らせたが、完全に眠り込むことはなかった。よほど興奮しているのだろう。


 さすがのエルメルアリアも、いらだたしげに舌打ちした。


 その魔物たちが空に向かってあぎとを開く。


「『あからしま風、吹き散らせ』!」

「『フラーネ・ファラック』!」


 少女たちの詠唱が重なる。花の貴石の先から出現した炎が、暴風の後押しを受けて魔物たちのもとへ押し寄せた。


 絶叫が天をつんざく。魔物たちは、あろうことか、炎を身にまとったまま人間たちの方へ突進してきた。


「『フリヤール・ウィスカ』!」


 さすがに青ざめたカトリーヌが詠唱する。空中から現れた水が、火だるまの魔物たちをのみこんだ。


「統率が取れすぎているのも怖いけど、これはこれで不気味ね」

「こいつら、〈閉穴〉すらまともにやらせねえ気だな」


 カトリーヌが頬を引きつらせる。少し高度を下げたエルメルアリアも、彼女の隣でぼやいた。


「どうしたもんか」と彼が腕を組んだとき。戦場の中心で、ぽーん、と気の抜けた音が響く。そして、カトリーヌの眼前に鳥をかたどった光が現れた。


「あら」と目を瞬いた彼女は、杖を一振りして自らの伝霊を呼び出す。牡丹にも似た花をかたどった、薄紅色の光である。すらりと長い指がそれを弾くと、光の花は泡のように消える。


「はぁい! こちら、カトリーヌよ」

『どうも。西区商業通りのロレンスだ』


 カトリーヌが陽気に呼びかけると、白い鳥のくちばしが動く。そのやり取りを聞いていたシルヴィーが目をみはったが、その変化に気づいたのはヒワだけだった。


『ここらの魔物は八割がた行動不能にした。そっちはどう? 〈穴〉は見つかった?』

「それなんだけど――いいお知らせと悪いお知らせが二つずつあるわ。どちらから聞く?」

『それ、すっごいなやつじゃん……』


 鳥が、げんなりした少年の声を奏でる。対するカトリーヌはころころと笑った。すぐそばで、襲い来る魔物たちをエルメルアリアがいなしている。


 光と風と闇とが飛び交う中、会話は続く。


『じゃあ、いいお知らせから』

「了解。――ひとつ、〈穴〉を発見したわ。場所はテルツォ・ペッタロ公園。ふたつ、ヒワとエラちゃんと合流したわよ」

『そりゃ僥倖(ぎょうこう)。悪いお知らせの方は?』

「ひとつ、〈穴〉から出てくる魔物が凶暴過ぎて、〈閉穴〉がまともに行えない。ふたつ――市民の方が現場にいらっしゃるわ」


 鳥のむこうで、息をのむ音がする。それも、二人分。


 エルメルアリアが小鳥ほどの大きさの翼竜を叩き落としたとき、再びロレンスの声がする。


『その人は無事? 避難はできないの?』

「無事よ。防御結界の中にいらっしゃるから、大丈夫。『第一発見者』は、逃がすよりも結界の中に留める方が安全と判断したみたい」


 言いながら、カトリーヌは茶色の瞳を精霊人に向ける。それを見たわけではないが、伝霊は『わかった』と硬い声を奏でた。


『それなら、俺たちも公園に急行する』

「あら、いいの?」

『さっきも言った通り、こちらの対処はあらかた終わったし、ソーラス院の精霊指揮士も出てきてる。〈穴〉がそっちにあるのなら、一旦は任せても大丈夫だと思う』

「そう。それなら、援護をお願いしていいかしら?」

『うん、わかった。それじゃあ――』

『さっそく参りましょう、ロレンス』


 精霊指揮士二人の会話に、涼やかな声が割って入る。ロレンスの声がひっくり返った。


『え、ちょ――なんで持ち上げるの』

『ここから現場まではかなり距離があるでしょう。飛ばします』

『テルツォ・ペッタロ公園の場所、わからないでしょ!?』

『エルメルアリアと〈穴〉の魔力を辿れば問題ありません。いきます』

『待って待って! まだ通信切ってな――』


 ロレンスの言葉がぶつりと途切れる。同時、鳥の姿がかき消えて、花の伝霊が戻ってきた。伝霊の持ち主は、苦笑してそれをしまう。


「フラムさんは相変わらずねえ」


 呟いたのち、杖を振って「『バム・バム』!」と詠唱する。自らに迫っていた泥人形を吹っ飛ばし、後続の魔物にぶつけた。


 ヒワは、そんな彼女と相棒の立ち回りを、苦笑しながら見守っていた。


 ――そして、伝霊でのやり取りからわずか二分後。ヒワは、つと顔を上げる。


 青い空に、紅い光が灯っていた。その光――いや、炎は、みるみる近づいてくる。


「来た! フラムリーヴェさん!」


 ヒワは、仲間たちにも聞こえるように叫んだ。

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― 新着の感想 ―
シルヴィさんがヒワさんとロレンスさんの閉穴のことをどう受け止めるのか、すごく心配です。自分だけなにも知らないままに、友達と幼馴染が大変な役割をしていたなんて……(;´・ω・) 自分だけ仲間外れだとか、…
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