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稲霧里 うつつ(いねむり うつつ)

【名前】

稲霧里 うつつ(いねむり うつつ)


【性別】

女性


【年齢】

14歳


【外見的特徴】

・身長は平均より少し小さく、体型はかなりの痩せ型。白い肌に黒い髪が映えている。


・中学校の指定制服はなんてことのないセーラー服。家で着ている部屋着は丈の長いワンピースタイプのパジャマ。学校でも家でも、小脇には低反発のマイ枕を抱えている。


・黒髪のミディアムヘアをおしゃれとして着用しているナイトキャップに収めており、隈のない目元やぱっちり開いた目が特徴的(起床~登校時)。

→しかし起床から時間が経過するごとに表情や顔色、髪の長さが変貌していき、夕方頃には肩の辺りまでだった髪は腰の辺りまで伸びてナイトキャップに収まらなくなり、目元には深い隈が現れ、眠気から目蓋が重くなり、加えて目をこするので眼球は充血し、朝の開いた目はその面影がなくなる。


・ちなみに顔つきは眠ったら前日の朝となんら変わらなくなる。伸びた髪は翌朝に切っている。


【家族構成】

母親のみ


【性格】

・起床時~昼食前までは極めて元気。献身的で明朗快活。面倒見もよく、朝の気だるさにあてられる友人たちを引っ張っていくような存在。


・しかし昼食後~就寝前にかけては、徐々に他者と交わす会話が崩れるようになっていき、加えて何もない場所に話しかけて泣いたり笑ったりする、相手の目を見て別の人物と話すようにふるまう、自然と腹式呼吸になっていたり呼吸が不揃いになっていくなど、まるで寝ぼけているかのような、現実で夢を見ているかのような様相になる。


【職業】

中学生(中学2年生)


【フックとなる特徴】

・うつつの唯一の家族である母親は彼女が物心のついた時から仕事に多忙な人だったため、常日頃から睡眠不足に喘いでいた。

そんな中、自分だけが満足に寝ていて申し訳ないと打ち明けたうつつ(小学1年生)に、

『そうだなあ。確かに眠いのはつらいけど、うつつがたくさん寝て夢を見て、そのお話を聞かせてくれたら、ママはそれだけでたくさん寝たのと同じくらい元気になれるよ』

と母親は答える。それをうつつは、

『うつつがたくさん夢を見れば、夢のお話をたくさんすれば、ママはもっとたくさん元気になって、幸せになれるんだ!』

と解釈したため、母親が大好きでいつまでも元気で、幸せであってほしいと願った彼女は、たくさんの夢を見るため、睡眠時間を多く摂ることに異常なまでの執着を見せることとなった。


まだ眠気のこない夕食前後の時間帯に、母親が処方されている睡眠薬を隠れて飲んで無理やり早寝をし、夢を見られずに早くに目覚めたらまた1錠飲んで無理やり眠ることを繰り返した。夢を見るチャンスを少しでも多くするために。


そんな生活を早くから続けることで次第に睡眠薬を摂取する量が増え、母親がようやく気づいた(ある程度大きくなったうつつの育児を後回しにしてしまうほどの多忙&母親も睡眠薬に頼ることが多かったため、違和感の発覚がかなり遅れてしまった)小学6年生の頃には、睡眠薬の依存性になっていることが判明。自然な入眠も困難であるため、不眠症とも診断される。


長年の間で蓄積されたそれを経て身体と体質が完全に壊れてしまった結果、日中に髪が異常な速度で伸びたり、隈などによる人相の変化が人一倍起こったり、常に夢現に身を置くような状態が、夜にかけて徐々に身に起こるようになってしまったのであった。

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