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猫写真だけ  作者: 有沢真尋@12.8「僕にとって唯一の令嬢」アンソロ
【2024年】

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職人芸?

◆2024年4月26日

挿絵(By みてみん)

「突然『可愛い顔して!』って言われても」


可愛い可愛い、

不機嫌そうな顔の猫オブ・ザ・イヤーでかなり上位狙えるよ!

ちなみに今日の晩ごはん、サバ!


挿絵(By みてみん)

「正座待機ですにゃ」


いきなり顔変わるよね!?


挿絵(By みてみん)

「きれいなにゃあさんですよ?」


サバのためならそこまでできるのね……!



正直、ここまで顔変わるのか?くらいきれいなにゃあさんですね。職人芸!






さてさて。

最近のSNSで「一年間商業作品なかったら書籍化作家の看板おろしたほうがいい」みたいな発言が炎上?していたみたいですが、あれは本当にSNSの言葉足らずが生んだ悲劇としか思えない……。


私は、発言した当人が「自分はそのつもりで向き合っている」という意味でした発言だと思ったんですが、我がこととして被弾した作家さんがそれに絡めて批判的に発言したり「そんな意地悪なこと言うひとに負けないで!」と、感情的な発言しているひとまで見かけたような……前者はともかく後者は、誤読した上に風評加害まがいの決めつけ発言しているとするとあなたもまた(当人に対して)意地悪なこと言うひとになるんでは、と思いました。だって、もともと誰かに対して意地悪な意図はなかったかもしれないのに、伝言ゲームの途中で「意地悪な人による発言」という説明が混ざると、以降そういうことになってしまうじゃないですか。お気持ち、と呼ばれる謎の正義感が敬遠されるのはそういうところやぞ、と私は思わないこともないです。

私はこの件、当事者じゃないので知らないですけど。


ただ一方で、作家同士でフォローし合っていると(我がこととして被弾するひとがいる)緊張感は持っておかなきゃいけないとも思うわけで、


たとえば、作家は私ひとりのクローズドなママ友グループLINEで私が同じこと言っても(言いませんが)「そういう仕事なんだなぁ」で終わると思うんですけど、そこに三年前に1冊本を出したなろう作家が一人含まれていて、私(や、周囲)がその事実を知っている場合、そのひとが「私のこと嘲笑ってんのね」と考えるのは想定しておくべきだと思いますし、周りも「わぁ……(戦争の始まりだ)」とは思いますよね。


(一番悪感情抱きそうな当人、この場合はもうひとりの作家が「気にしないよ」と言っていて本当に気にしていなくても、1、2回ならともかく頻繁にあると「なんでこっちが『気にしていない』って毎回あなたの失言フォローしなきゃいけないねん正直面倒くせーわ」という悪感情は生じると思う。私はそのタイプ。

内容より、たびたび周囲にいらぬ緊張走らせる相手の不注意加減に疲れる。この感覚、わかるひとに伝われ。

本当に痩せ我慢とかじゃなくて「自分は」気にしないんだ、でもそれを「あえて言わないと」気にしていると気遣われる空気に「何回も」なると、もうそこの人間関係がストレスになりませんかね……!)


発言の届く範囲のひとのコンディションによっては、「あなたのことじゃない!」という言い訳などできないくらい悪い意味を持つ、そういう発言は実際にあるので、SNSは難しいなと……悪意のあるなしはもう関係ない世界、それこそ「意地悪」とみなすひとが現れた場合、自分がいくらそのつもりじゃないと言っても一度そこに生じた感情の渦を消すのは時間がかかる、のかなぁ。



ところで、私の場合。

商業作品がコミカライズからはじまっていて「自分は」小説の単著(&ノベルアンソロ)が出た時期をデビューとしているんですけど


名義2つに分けていて、片方が2023年9月、もう片方が2023年10月なので、デビューは「秋らへん」のひとです。

(デビュー作発売日で周年数えている作家さん見かけますが、私は「秋らへん」としか言えない……)


2024年は夏からお仕事がオープンになってきています。


6月にコミカライズアンソロ×2

7月電書×2

8月電書×1

9月紙書籍×1 

電書×1?????(電書化告知済み案件、配信日未定)


4ヶ月連続商業作品あって、小説は3ヶ月で5冊(??)お仕事してるふうじゃないですか?

それまで去年の10月から!ずっと!沈黙していたんですけどね!


デビューからしばらく(2024年の6月コミカライズまで)表面上何も出てこなかったのは、やっぱり仕事の絶対数が少なかったからです。


ここにきてコミカライズアンソロ2冊に続き、小説5冊出ることになったので、特に小説は一時期校正やら改稿やらで最大4作品並行していた時期がありました。ひとことでは言えないんですが、いろんな理由で重なってしまったんです。


なかにはかなりタイトなスケジュールもあって、受け取るときに「んっ」てなるんですけど「わかりましたー(*´∀`*)」って受けます。受けますね、はい。


そのときにふっと思ったんですが。


私は「ステラマリスが聞こえる」という作品を長らく書いています。

これはレストランのサービス係・伊久磨さんが主人公です。彼は彼で店の中で絶対に必要な仕事をしているんですが、どうしてもものづくり「料理」に手を出せない立ち位置だけに、料理人たちに憧れと引け目を持っています。


私自身も、以前の仕事で似たような経験をしていたからこそよくわかるんですけど、職人というのは技能のない人間からするとブラックボックスみたいなものです。


仕事を持っていくまでにいろいろこちらでできる限りのことは手配して、ストレスなく仕事に打ち込んでもらおうと最大限調整はするものの、イレギュラーな事態は必ず起きて、作業そのものに手出しできない自分は「お願いします!」と言うしかない。


「納期◯◯までになんとか間に合わせてください! 時間はないですけど最高の仕事をしてください!」


って頭下げてお願いして、案件投げ込むことになる。

もちろん職人に囲まれてめちゃくちゃ怒られるんですけど、それはそれとして、彼らはいつもきちんと時間に合わせて最高の仕事をする、そういう世界。

調整役として走り回りながら、ふと彼らの仕事を見て「ものづくりできるひとって、すごいな……こっちは能力を信じてブラックボックスに案件投げ込むしかできないのに、きちっと最高の結果出してくるんだもんな」と思ってました。


そんな時代を経て、いま現在の私です。

がんがん案件重なって、

「うっそ、それとそれ重なるの? 本当に? 結局全部重なったよ。うわー」

なんて心の中では思っているんですけど「はーい、やりまーす(*´∀`*)」って言って、1件1件最高の出力をするぞ……!と原稿に向かっていたときに、不意に実感したんですよね。


わたし、いつの間にかものづくり側の人間になってるなぁ。

何を投げ込まれても、最高の仕事で返そうって思ってやってるもんなぁ、と。


自分は調整やサポート側、伊久磨さん寄りの人間なんだとずっと思っていたのに、気づいたら由春とか聖さん(※ステラマリスの登場人物)の方になってたんだなぁ……



それだけなんですけど、人間って「自分はこう」と思っていたことがあっても、状況次第で変わっていけるし、年齢その他何も関係ないんだな~などと。

まあその、この仕事が続く限り、私はものづくり側でがんばるんだろうな、と思いました。



おしまい(*´∀`*)



仕事……途切れないようにしないと!(決意)

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― 新着の感想 ―
[一言] にゃあさん、どの写真も可愛らしいですよ。
[良い点] きれいなにゃあさんもプロの仕事ですね!! さすがにゃあさん♪
[一言] 何を投げ込まれても、最高の仕事で返そうって思ってやってるから、仕事が来るんですね( ˘ω˘ )
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