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猫写真だけ  作者: 有沢真尋@12.8「僕にとって唯一の令嬢」アンソロ
【2024年】

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猫なで

◆2024年2月9日

挿絵(By みてみん)

「かーしゃんあそぼう」

その手にはのらんぞ。

にゃあさんも働くのです。


挿絵(By みてみん)

「なんですにゃ!!??」

石河翠さんとか長月おと先生とか、

すんごい豪華メンバーのアンソロジーの

購入報告です!


挿絵(By みてみん)

「仕事したので寝るですにゃ」

おつかれさま~~!!

(私はこの間に仕事しないと)




 最近ほんとめっきりSNSにもなろうにもおらず、ほうぼうに不義理してまして……

 何に時間取られているんだろう。新生活か!

 3月は保育園で卒園係していて、4月からはいままでコロナ禍だなんだで手を出しそびれていた子どもの習い事に手を出し、送り迎えや時間管理が細かく発生し……

 下の子が小学校行き始めたけど、性格的に「今日はいかない」やりそうだな~と思っていたら、早速やりはじめたぞ! などなど。


 不登校対応とかどうするんだろう。私も子どもの頃、学校は行ったり行かなかったりだった。一応、親の手前、具合悪いふりをして休んでいたけど、仮病だった。気分だけではなく、ものすごく嫌なこともたくさんあった。学校は大変なのだ。


 高校に入ってからも、突然「いまだけだから、五稜郭公園の桜を見に行く!」と言って午後から早退したり、「海岸線を自転車で走ってた~」って昼頃学校に行ったり、ごはん食べる相手がいなくて学校ふらっと出ていって「道に迷ったら函館刑務所の前に出たんだけど、潮騒が聞こえて空がきらきらしてて、本当に『海峡の光』だった(※函館出身の作家辻仁成さんの芥川賞受賞作)」とか言っていたり、わりとそんなことばかりしていた。


 私の仲良い友達は、突然学校こなくなって「両親が一週間旅行に出てるのに、バケツいっぱいのおすそ分けの魚をもらってしまって。一週間家にこもってさばいた魚食べながらずーっと映画見てた」って感じのこと言っていて単位がまあまあやばくて、その影で私もそれよりは普通に学校に顔出している感じだったけど実は単位がまあまあやばかった。

(最近高校時代の友達もここ読んでくれているみたいだけど「そうだっけ?」て思うんじゃないかな。そうだよ!!目立たかなかっただけでやりたい放題してたよ!!)


 そんな感じで塾も予備校も行かないで勉強もろくにしていなかったけど、入れそうな国立大受けて入って就職して社畜して結婚していま親してるので、子どもが学校行きたくないって言い出しても「そっかそうだよな親がこれだもんな」って思っちゃいそうな感、すごくある。


 ただ私の育った家庭はきちっと厳しいところもあって、まず父が子ども時代に両親が全滅していて後ろ盾も家族の助けもなく住み込みの仕事をしながら自分で大学まで出ているひとなので「親がいなくてもお金がなくても勉強はできるぞ」というタイプのため、冗談でも「高校行きたくない」「大学行きたくない」と言ったら絶対行かせてもらえない空気があった。勉強は「しなさい」とか、「やったら偉い」と言われるものではなく、「勉強するので学校行かせてください」「習い事してみたいので、させてください」と親にお願いするもので、言った以上はきちんとやるものだった(高校はちょいちょいさぼっていたけど、大学はさぼってない)。


 大学に行ったら「小学生の頃から親が塾の送り迎えをずーっとしてくれて、国立大入ったから好きなものなんでも買ってやるって言われた」っていう同級生がちらほらいて、びっくりした。私は何もない部屋に暮らしていたけど、そういうこと言う同級生の部屋に行くとみんな家具一式、ドレッサーまで揃ってるの。「大学入っただけで褒められる人生があるのか」とカルチャーショック。そういえば兄は科目によってはセンター試験で100点も取っていて、ランクで言えば私より全然良い大学に入っているけどやっぱり同じこと言っていた気がする。「センターで100点は全国一位だし、予備校も行かず浪人もせずそこそこ良い大学入ってるんだけど、全然誰にもほめられない。周りはほめられている」って。

 ほめられないことが普通だから、たまに小説にほめ感想がくるとびっくりします。



 猫なでなでしながら落ち着こうとする。猫がいて良かった。

 

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― 新着の感想 ―
[一言] 何言われようが、今は商業作家さまなのです。
[一言] 20年近くヒット作に恵まれなかった遠藤達哉先生は、今『SPY×FAMILY』が大ヒットしてますけどね( ˘ω˘ )
感想一覧
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