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猫写真だけ  作者: 有沢真尋@12.8「僕にとって唯一の令嬢」アンソロ
【2024年】

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33/83

ヒャッハアアアアア!!

◆2024年1月12日


挿絵(By みてみん)

にゃあさんひまそうだね?少し遊ぶ?

「ほんと!!??あそぶ!!」

※ねこじゃらしであそんでみた。


挿絵(By みてみん)

「もっと遊びたいですにゃ✧」

わぁ……うしろでずーっと待ってる。ずーっと待ってる。

ゴロゴロ言いながら待ってる。

じゃあもうちょっとだけ遊ぶか……


挿絵(By みてみん)

「ヒャッハアアアアアア!!!」

痛い痛い痛い!!


◆手が血まみれ。

 加減して噛まないようにはしてくれるけど爪はどうしてもひっかかってくるのです……。



※あと一枚のにゃあさんは一番下の方にあります。



※この回は知り合いの絵師さんが絵師参加しているド深夜ドラマについて熱烈に書いていましたね~

思いの丈を……とても良い使われ方をしているんですよ……!!




ごめんなさい、猫写真だけなのに。猫すまねえ。

ここにとある自分の考えちょっと書きます。見たくないひとは猫だけ見ていてね。





たとえばこれは一例なんですけど(例であって具体的な事例ではないですよ)、みなさん現実でも創作物の中でも良いんですが「いじめ」と聞いて何を思い浮かべますか。


わりとメジャーなのに「誰にでも優しい優等生のあのひとが、自分にだけ態度が違う」ってあると思いませんか。

みんなの前ではすごく良いひとだから、みんなはそのひとが悪い人だなんて疑いもしない。他のひとが見ていない場面では自分にだけ何か態度が違うんだけど、自分も「こんな良いひとが他人に意地悪するわけがない」という意識がしばらく働いているから、「嫌な気持ちになるのは自分が悪いんだ」と考える。

実際に、嫌な気持ちにならないで普通に親切なときもあるから、余計に「疑ってしまう自分が悪いんだ」と考える。

だけど、よーく考えるとやっぱり嫌なことをされている気がする。

それで共通の知り合いにさりげなく言ってみるんだけど、「そんなわけないじゃん」って全然相手にされない。

それどころか「ねー、なんかあのひと優等生の○○のこと悪く言って歩いてるよ」なんていつの間にか広まって悪人扱いされて孤立する。



この手の話にありがちな要素のひとつとして「相手側に自分をいじめる理由がどう考えてもない」などの場合もあります。理由が無いのにいじめられる、ということをひとはなかなか受け入れられないです。だって、それを認めたら自分は「なんの落ち度もなくただいじめられるだけに生まれてきた人間」ってことになるじゃないですか。それくらいなら、自分に落ち度があるはずだ、って自分が悪い理由を必死に探すじゃないですか。



自責の念+後悔+孤立により、病む。

病んで言動がブレ始めると「メンヘラだから」という枠に入れられて、「あいつ言っていることおかしい」とさらに誰も信じてくれなくなる。


こういうひとと話すと、実際に説明の時系列がめちゃくちゃだったり何言っているのかよくわからない話があるんですが、ずーっと聞いているうちに「その、病んでメンヘラになるきっかけってそもそもなんだったの?」というあたりに行き着き、そのひとの抱えている世界、そのひとの認識というものにたどりついたりします。


それは、その当人(自分が一番悪いと思っている)や周囲の人に何度も何度も嘘と否定され、存在しないとされた出来事であり、本人が病んで説明能力を欠いたために誰も信じなくなった話だったりします。

当人が一番に否定していることもあって、重い口を開くまで時間がかかります。

つまり聞き手である私に対して、「それを信じてくれるかな?この人は否定しないでくれるかな?あなたの頭がおかしいだけって言わないかな?性格が悪いから受け取り方が歪んでいるだけって思わないでくれるかな?」と本人の中で信頼が芽生えるまで、です。かなりの時間というのは、年単位のことです。



私はこういうことは現実にあると思います。創作物にもよくあると思います。

「無い」「知らない」という方はこの状況が思いつかない側の人生なのかもしれません。




「猫写真だけ」じゃなくて小説の方を読んでくださっている方にはわかると思いますが、私はこういう場面における明確なざまぁはちょっと思いつきません(なのでこういうことを小説ではあまり書きません。エンタメではなくなるからです)。


なぜ思いつかないかというと、そもそもざまぁする手段が現実には無いからです。現実の強さはご都合主義を寄せ付けません。都合の良い目撃者や監視カメラなどは出てきません。


ゆえにこの状況に対処しようとすると、そのきっかけになった人物や出来事と敵対することではなく、別の世界に生き、新たな人間関係を構築する方へと思考を切り替えていくしかない、と私は結論づけるのであります。

なので、こういう話をあるひとから聞いたときは、一緒に復讐心を燃やすのではなく、むしろそこから距離をおけるように、とにかくそばで全然違う面白い話をするように心がけます。



私が書く小説もそっち側なので(ざまぁ寄りではないので)、

逆境から這い上がるつよつよヒロイン!とか全然縁がなくて、むしろ本人がこんだけぼんやりで、書いているヒロインもぼんやりだから、「強い女性を書く」と言っている作家さんには足蹴にされそうなんで近づかないです。


ヒロインは作者とはイコールではないんですけど、これまでわりとガチガチに堅物ヒロインばかり書いてきた面もあって(「アリスと魔法の薬箱」とかそうじゃないですか?)作者理屈っぽそーと思う方もいると思いますけど合ってる合ってる。だいたい理屈っぽい話しかない。



ところで2月末に今年最初の受賞がありまして「あやかし猫社長は契約花嫁を逃さない」が他サイトで受賞しました。

やったー!!

にゃあさんのおかげだよー!!福ふくにゃんにゃん!!

ここに「猫写真だけ」では初の試み、本日の撮り下ろしにゃあさん写真を……


挿絵(By みてみん)


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― 新着の感想 ―
[一言] みかんちゃんを狩ってはあかん。
[一言] 確かにまひさんの書かれる小説は、いい意味でリアルですよね( ˘ω˘ )
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