『正義』
僕のお友達がお腹を空かして元気を無くしてるような気がしたから、長く薄暗い道を渡って、壁を超えて、なんとか食べ物を見つけた。
「はい、これあげる。」
「俺のために持ってきてくれたのか。ありがとう!
どうしたの?その傷」
「食べ物を見つけてる途中で…」
「わざわざ俺のために…ありがとう!やっぱり君は正義のヒーローだよ」
「おう!どうした」
「なぁ、この前 一匹のカエルが俺たちのナワバリ荒らしやがったんだぜ、酷いもんだ」
「カエルが?」
「ああ、だから俺が殺しておいた」
「よくやったな! お前は正義のヒーローだよ」
「ちょっと聞いてくれ、俺の妹が蛇に噛まれて死んだんだよ」
「え!?」
「あの薬を撒けば蛇は居なくなるんだったよな。昨日使ってみたけど効果バツグンだな。これで人類安泰だよ」
「さすがだな、お前は正義のヒーローだ」