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SとS

作者: 鎌勇

(=^・・^=)×(=^・・^=)=?

 引力(いんりょく)斥力(せきりょく)。互いの力は相反(あいはん)するものである。

 これは、例えば磁石においても同じことが言える。

 同じ極の磁石を近づければ斥力が働き互いは、しりぞけ合う。だが、異なった極の磁石を近づければ引力が働き互いは、まるで接吻(キス)でもするかのように惹かれ合い最後にはピッタリとくっつく。

 なんてロマンチックなんだ、S極とN極。


 さて今度は、いきなりだが一つ実験をしてみよう。

 まず、とある一室に豪華なダブルベッドを用意して・・・その上に見目麗しい少女『里美(さとみ)』を横たわらせれば準備は完了。では、早速だが部屋の外で待ってくれている同級生『沙羅(さら)』を呼んでみようじゃないか。

「沙羅さーん・・・」

 彼女の名前を呼んだその直後、沙羅は部屋に入ってくるなりベッドの上の里美めがけて、走ってきた。

(おっと、私は『お邪魔虫』だったね。部屋の鍵は、ここに置いておくから二人でごっゆくりー・・・)

 私は、二人の邪魔をすることのないように足早に部屋を後にした。

(それにしても何かがおかしい。おかしいのは私のほうか?いや、だって・・・)

 里美と沙羅。二人の頭文字(イニシャル)は、どちらとも『S』であり、これが磁石だったら斥力が働くはずである。でなければ、それは常理に反することになるのだが二人の場合は、例外であった。

 というかそもそも二人は磁石ではないのだが・・・。

 私は自身が考えようとしていることの意味が判らなくなってきていたが、とあることを思い出した。

 月から日まである七日間のうち、土曜日と日曜日には斥力が働かず仲睦まじく隣りあっていることを。

まずは、最後まで読んでくださり有り難うございました。それと、時間を無駄にしてしまった罪悪感に襲われている方には謝罪の言葉をおくらせてください。

「にゃにゃにゃーにゃ、ニャニャーニャ」

 これに、特に意味はないので、そろそろ失礼させていただきます・・・・・・

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