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秋の桜子詩集

赤色が飛び込む

作者: 秋の桜子

山の赤が燃える

今朝、雪が粉砂糖を振りかけた霜月の山


霜もまだおりてはいないというのに

茅もようやくカサカサになったばかり

蓬の葉が緑色を黒くしくるくると丸まる


山の赤が燃える

今朝、白くはたいた霜月の山


空から寒気が一気に下りてきた

コオリイロした空気が木々に宿る

葉が上から順に真っ赤に染まる


山の赤が燃える

今朝、下りてきた冷たき空気 霜月の山


葉がコオリイロを取り込んだ

キラキラとしたクリスタルを取り込んだ

葉が目に飛び込む赤に染まっている


君が僕の目に飛び込む

北風に頬を赤くした君が

赤の紅葉と同じ様に

僕の目に飛び込む



じんじん熱い、目も心もどこもかも

燃えさかる赤色に僕も染まったのだろうか



山の赤が燃える

僕の心も赤に染まる。

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― 新着の感想 ―
[一言] いつもながら美しい……! 情景が浮かぶようです!
[一言] 季節の風景を盛り込んだ叙情的な描写が秀逸です。 うーん。すごい。
[一言] 真っ赤だけど寒いですね。 燃えているのに、寒い。 寒いけれど、燃えている。これから何が起こるのか?って感じがしますが。
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