表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/45

7話 Qまず何をやるか A役所に届け出を出す

「えっと、あぁ、はい、まずは」

「落ち着いてくださいよ。どうするんですか?」

「はい、とりあえず座ってください」

 衛兵の詰所は交番っぽい建物だった。

 そう交番。机があって椅子があって、奥の棚には書類がたくさんあってといった感じ。

 そこで僕は指示通り、来客が座るために設置されているのだろう椅子に座る。


「とりあえず、えっと、あった、この書類、書いてもらえますか」

「はぁ」

 読めない。何が書いてあるかが分からない。

 多分だが、地球の言語ではない。


「読めないんですが、気合いでどうにかする感じですか」

「え、あぁそうですか。いや、異世界から来た方はなぜかこちらの言葉が分かって読み書きもできるって聞いてたものですから。まぁそういうこともあるんでしょう。僕が代筆しますから、質問に答えてください。あとからサインをもらいます」

「はぁ、まぁ異存はないんですが、僕としてもいろいろ説明してもらいたいなって」

「わかってます。まず、こちらの書類を作ってもらったうえでいいですか」

 特に異論はない。お役所は人を食うようなことはしないはずだ。おそらく。基本的には。たぶん。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ