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原初神の代理人  作者: いっつおっけー
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プロローグ

海外在住なので日本語の勉強も兼ねて書き始めました。どんなコメントもバッチこいやーです。よろしくお願いします。文法や言葉など間違いがあれば指摘していただけるとありがたいです。

「ど畜生がっ!何故こんな目に!」


あっ。初めまして、俺は神原一、17です。今何が起きてるかって?

牛と追いかけっこをしています、と言っても俺が追いかけられてるんだけどね!(テヘっ!)

どうしてこうなったかと言うとそれは十数分前に遡る。


〜〜〜〜〜〜〜


「お兄様、どうして今日は私と帰らないと言うんですの?今日は一緒に帰ると約束しましたのに。」


「すまん!今日は同士の緊急の会合があってこれは絶対参加なんだ!今度なんか埋め合わせするから!」


「わかりましたわ。じゃあ今度の週末、私と買い物に出かけてくださいね。あと、家にまた例のモノを持ってきたら。。。ちょん切りますわよ。」


「何をだ!」


こんな男子が聞いたら前かがみになるのは間違いなしのことを平然と言うのは妹の恵美だ。年は一つ下で俺が贔屓目なしで見ても黒髪美少女。背は高くも低くもなく、目がキリッとしていて鼻筋もシャープだ。何故こんな可愛い妹と帰るのをドタキャンしなきゃいけない理由は私が所属する「性なる探求団」の副団長だからである。今晩はあの伝説の聖典、快○天KEMONOを団員の一人が手に入れたと言う報告を受けた。なので仕方なく、仕方なーく行くのだ。


「それにしても今日は何も起きませんのね。よかったですね、お兄様。」


「まったくだ、普段ならもう2回は嫌な目にあってるはずなんだが。俺もついにこの呪いから解放されたのか?」


そう、俺は俗に言う不幸体質らしい。日によって度合いが違うが俺は必ず日に数回は嫌な目にあう。例えば昨日なんか河川敷を通る瞬間に飛んで来たボールを横に避けようとした瞬間に妹の恵美が虫にビビって背中をタックルして来た。予想どうり、俺はボールの威力を+アルファで受ける羽目になった。痛みで転げ回っていると通りすがりのお姉さんの真下になってしまい、そこから大上段で振り下ろされた彼女のカバンで顔を殴打された。


そんなこんなで妹と駄弁っていると学校前の交差点から悲鳴がした。何だと思い、走って見に行くとそこには体重800キロは軽く超えそうな巨大な牛がいた。そして俺は不運にも目が合ってしまったその瞬間、牛が突進してきた。


「ブモォォォ!フーッ!フーッ!」


「恵美!お前は学校に行け!すぐに追いつく!」


「お兄様!」


そう言い残し俺は牛を引き連れ走り出した。左、右、右、左と言う感じに縦横無尽に近くの通りを延々と走った後、後ろを振り向いた瞬間に牛とまた目が合った。


「ブルル!ブモォォォォォ!」


「まだか!まだ振り切れないのか!ど畜生がっ!何故こんな目に!」


そう思い学校前の交差点へ戻り、横切った瞬間に大型トラックが運良く牛と衝突し、牛は屠畜場だったら即出荷OKであろうレベルのミンチ肉になっていた。グッチャグチャのメッチャメチャになった牛を俺は即座に脳内モザイクをかけその場を後にした。


小走りで学校に到着し息を切らしながらもホームルームには着くことができた。


「どうなってんだ。いや、いつも通りだと言えばそうだが普段はこんなんじゃなかったはずだ。」


そう自問自答しながら教室の扉を開けるとホームルームが始まっていてそのまま入る。そして一番後ろで窓際の定位置に座る。


「おーい今日どうしたんだ。ハーちゃんが遅刻気味なんて珍しいじゃんか。」


「聞いてくれ奈々、俺今日でっけー牛に追いかけ回されたんだよ。。。で最終的にミンチになった。多分もう牛さん食べれない。」


「クスッ。何だそりゃ。」


クスクス笑いながら話しかけてきたのは落合奈々。俺の幼馴染だ。こんなでも古武術道場の門下生でタイマンなら俺より強い。俺も武術をやっているがやはり勝てない。中坊の時に一度痴漢されそうな時は俺が止めなきゃ死んじゃうくらい痴漢をボコスカ殴ってた。それで付けられたあだ名は「地獄の奈々」。地獄の底の様に深く、それは恐ろしい眼で殴ってたところを見てたクラスメイトが広めたそうだ。


「それと奈々、今日ー」


「神原君、また君はトラブルに巻き込まれてしまったのかな?まったくやれやれだね、そうだろう皆?」


「「「「きゃー!」」」」


明らかにいけ好かない、取り巻きに囲まれた野郎の名は天神俊介。イケメン、御曹司、多才能と言う俗に言うチートスペックのクソ野郎だ。なぜか知らないが俺に突っかかってくる。取り巻きと遊んでりゃいいのに。


「天神、今つっかかるのはやめてくれ。今それどころじゃないんだ。」


取り巻きが即座に反撃にかかって来る。「俊介さまが喋ってるのに何だ」だのあーだのうるせー。こちとら朝から無酸素運動で朦朧としてるんだよ。


「仕方ないね、あとでまた来よう。さぁ行こうか皆?」


「行け行け、そしてもうくんな。」


キャーキャー言う取り巻きを横目にどっと疲れを感じなからも奈々に提出用のノートを見せてもらおう。


「それはそうと奈々、ノートあるか?書き写させてくれ。」


「ごめんハーちゃん。あたしやってなかった。昨日の稽古が辛くて早く寝ちゃった。」


このアマシメたろか。普段は宿題やら何やら助けてやって俺が困ったら「絶対ハーちゃんがピンチになったら助けてあげる」なんて言ってるくせに。


「お前なーっ」


そう言って立ち上がろうとした突如空間が割れた。裂けたと言うべきか?みんなが驚きながらもその割れ目を覗くとその隙間から青年が出て来た。その者はキトンらしき物を左肩からかけ帯で着付けていた。足には羽の生えた靴を履き、手には魔法少女ステッキ似の二匹の蛇が纏わり付いた棒を持っている。その棒を地面にこつりと当てた瞬間に床に魔法陣らしきものが浮かびクラス全員の体が消え始めた。


『やはり人間界はーってここどこ?でもまぁいいや。はーい人間ども、良く聴きやがれっす。俺は神でお前らを強制転移させることにしたっす。これからお前らには俺たちの手足になってもらいます。ちなみにしのごの言ってる奴は皆殺しっすよ。』


これはもしや。。。と思った刹那、目がくらむほどの閃光に飲まれた。そしてすぐに奈々を探し呼んだ。


「くっ!奈々、どこだ!」


「ハーちゃん、どこ!?」


声がしたところに駆け寄ってみるがもうそこに奈々の姿はない。焦燥感に駆られながら妹の安否確認のため教室のから出ようとしたら声がした。後ろを振り向くと空間にぽっかり穴が空いていてそこの吸い込まれ始めた。


『貴方はこっち。あぁ、別々になるわけじゃないのよ?大丈夫、みんなこっち側に来るから。』



大学もありますのでいつ更新できるかわかりません。ご容赦願います。

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