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名前に囚われていた彼は今日も故郷を探し旅をしているようです

作者: SOR

名前に囚われていた彼は今日も故郷を探し旅をしているようです


Feat.如月むつき、師走竜


(むつき)村の人はみな僕をこう呼ぶ

絵に描いたようにいい子ねレミー

困ってる人を助けたりもした

人を一番に思いやった


ある日父はこう言った

君は無理をしなくていいんだよ

どういうこと?


その名前で呼ばないで 僕は無実だ

作り上げた人物像 壊れていく(レミー)

一言で人生が変わったんだ

思い出したくないよ過去のことは



(竜)僕を大切にしてくれた家族は

本物じゃないんだ ここだけの話

月が綺麗な日の夜に僕は

大好きな家族と出かけたんだ


周りに人がいるっていうのに父は

僕をあの名前で呼んだんだ


(むつき)誰でもいい この忌まわしい

名前を聞いたなら消えてもらう


(竜)この名前を聞かないで 僕じゃない

それはもうとっくに捨てているんだ(レミー)

人の噂はすぐに蔓延する

そして僕は居場所を失ったー…



どうして君までそんな目で見るの?

僕はもうあの頃のレミーじゃない!!!

居間(いま)すぐ!かぇして!!平穏なにちじよう!!!!!

すべ手わあの(なま)えがいけなぃんだ!!!!!


(むつき)七人目の家族もダメだったか

次の街へさすらう

僕はレミー

(竜)少し罪を犯しただけなのに

いつもひとりぼっちの

僕はフェロニー(felony)


その名前で呼ばないで 崩れてしまう

存在しないんだよ 僕はレミー(フェロニー?)

この名前が人生を狂わせた

振り返らない過去は

今を生きる

(竜)レミーは僕だ


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