いんたびゅー・うぃず・ハムスター神 ~「爆速で魔王を倒してみた。」なろうフェス2026応募記念SS~
『爆速で魔王を倒してみた。』なろうフェス2026応募記念SSです。
※本編未読でも楽しめます。
※ハ:ハムスター神の略、Q:インタビュアー
Q:ではまず、ハムスター神が誕生した経緯を教えてください。
ハ:創造神が土地神様に怒られてて。分霊は創造神が現世と繋がってる像にアイアンクローして壊そうとするし。いっそ、分霊を自分も作っちゃえ☆的な感じで僕が誕生したんだ。
Q:ええっと。まず、土地神様の事を聞いても?
ハ:ここ、日本のとある場所の土地神様だよ。
Q:分霊とは……?ハムスター神とは別の方ですか?
ハ:うん。土地神様の分霊。人間に転生させて、その生活を見て楽しんで――――イテテテッ?!はっ?!……いや。その。現代の人間はどんな風に暮らしているのか見るのが目的で!た、たたたた楽しんでたわけじゃないです。
Q:今、一瞬稲光が見えたのですが……?
ハ:き、気のせい。断じて気のせい!!
Q:こちらの身も危険かもしれないので、気のせいでいいです。それで、怒られた経緯は?
ハ:それ聞くの?まあ、いいけど。僕たちの世界って、魔王がいるんだ。異世界から勇者を召喚して一緒に倒すんだけど、たまたま召喚されたのが分霊だったんだよね。本当は創造神が召喚を阻止するか、別な人にすり替えなくちゃいけなかったんだけど、うっかりそのまま……。それで、勝手に自分の分霊を召喚された土地神様が怒っちゃって。『これからデートだったのに、直前のいいところで召喚するとはいい度胸だな』ってね。
Q:土地神様の発言……いえ。なんでもないです。ええっと。土地神様の分霊は、どういった方なんでしょう?アイアンクローとは?
ハ:うーんとね、デート邪魔されて終始怒ってた。主導権握るのにアイアンクローで物理的に主導権を握るようなタイプ。僕はほっぺ引っ張られたりしてたけど。――――わ、悪い人じゃないよ?一応、魔王は倒してくれたし。
Q:――――それで、ハムスター神は土地神様の分霊のご対応のために生まれた、という事でしょうか?
ハ:うん、そんな感じ。創造神は土地神様に怒られてて手が離せないから、とりあえず、僕を作って分霊のところへ送り込んだわけ。
Q:(なんか、雑だなぁ)ハムスターはそちらの世界ではポピュラーな動物なのですか?
ハ:全然
Q:ええ?では、何故その姿に?
ハ:『可愛いは正義』って創造神が言ってた。ほら、これも。
(ハムスター神はどこからともなく、先端がハート型になった魔女っ娘スティックを取り出して見せた)
Q:た、たしかに、かわいい、ですね。ええ。とても。通常のハムスターより大きいのは何故なんでしょう?
ハ:魔法少女の横に置いても違和感がないようにって言ってた。分霊は『ソフトボールだな』って言ってたけど、ソフトボールって何?
Q:え、えーっと。ハムスター神くらいの大きさのボールですね。球技で使います。
ハ:ふうん。
Q:魔法少女と活動する予定はおありなのでしょうか?
ハ:ないよ。
Q:(なんか頭痛くなってきた)質問を変えますね。創造神様ってどんな方ですか?
ハ:日本のアニメ文化にどっぷりつかってて、それをもとに世界を創造しちゃうような神だよ。
Q:え?
ハ:魔王作ったのも、召喚勇者ってかっこいいよねって。時々、一見カスみたいな能力をもった人を召喚させて、放逐されてからの無双を楽しんだりとか。
Q:ハムスター神は魔法少女と活動する予定はないんですよね?高みの見物だけされるのですか?
ハ:ううん。せっかく作ったから神獣として、捨てられたり、無能だったりする聖女とスローライフするか?って言われてる。左遷がおわったらだけどね。
Q:左遷の理由は、伺っても?
ハ:そりゃ、もちろん、土地神様を怒らせたからだよ。今ね、事務を手伝ってるんだけどさ。ハムスターの体だとパソコンうまく使えなくて。しょうがないから、狭い場所に入って掃除したりしてるよ。
Q:そ、そうですか。先ほどの魔女っ娘スティックでキーボードを押したらどうでしょう?
ハ:君、頭いいね!それ採用!!
Q:ありがとうございます。ところで、捨てられたり、無能だったりする聖女とは?
ハ:実はすんごい力を秘めてるけれど、何故か捨てられちゃう聖女だね。元の国は滅亡して、聖女が住んでる辺境とか別な国が豊かになるやつ。
Q:それって、一見カスみたいな能力しかない召喚者の聖女版ですか?
ハ:そうとも言う。
Q:創造神様は成り上がり系はお嫌いなのですか?
ハ:『神殺し』に目覚められたらいやだってさ。
Q:な、なるほど……。創造神様がアニメ文化を好きになったきっかけを知っていますか?
ハ:神様たちの会議で、たまたま隣になった神様が持ってた本を読ませてくれてからって言ってた。
Q:そう言った本はどうやって購入していらっしゃるのですか?
ハ:友神に召喚装置で転送してもらうんだってさ。
Q:まさかと思いますが、勇者召喚装置って――――
ハ:聞きたい?
(見た目ハムスターなのに、急に神威が強くなった)
Q:い、いえ。無理に聞かなくてもいいのです。え、えーっと、こちらにはいつまでいらっしゃるご予定ですか?
ハ:う〜ん、土地神様が許すまで。創造神が欲しがってる本の最終巻が出る前に許されたら、最終巻が出るまでかな。
Q:現世に降りられるときは人型になるんですか?
ハ:ううん。この姿のままだから、土地神様の分霊に頼んでるよ。
Q:えっ?土地神様の分霊は、頼みごとを聞いてくれるんですか?
ハ:恋人が絡まなければ、いい奴だよ!僕も部屋掃除してあげるしね。恋人がふいに来ても大丈夫って喜んでた。
Q:お掃除も……。よく会ったりなさるんですか?分霊と。
ハ:うーん、そうでもないかな。本を買ってもらったときくらい。後は勝手に部屋に行って、勝手に掃除しとくの。たまに僕のおやつおいてあるんだよ。チョコ大好き!
Q:(想像してたより穏やかそうな人かも)よいご関係を築かれているんですね。
ハ:土地神様、キレるととっても怖いからね!
読んでくださり、ありがとうございます。
ハムスター神はお気に入りキャラなので、再び書けて楽しかったです。
『爆速で魔王を倒してみた。』
https://ncode.syosetu.com/n9019mi/




