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病院に連れて行かれた
病院にいた患者さん達医者達にも色が見えたような気がした
赤、青など
僕をみる
自分の手をみる
灰色だ
「ーーな、ゆいな?」
「あ、お母さん、ごめんね、どうしたの?」
「呼ばれたわよ」
「うん、わかった行ってくるね」
ーーーーーー
診察が終わった
奇病、というやつらしい
私の場合は色が見えなくなり灰色しか見えなくなる
あまり前例がないらしく病名もまだついていない
灰色視線とかぴったりだな
と思っていた時
「結菜…」
母さんが抱きついてきた
泣いてる
どうしてだろう
嗚呼、僕が曖昧なままだからかな
奇病になっちゃって
性別も決められてなくて
ごめんね母さん
こんな子供で




