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2nd World  作者: kiko
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僕の世界の話

聖なる言葉は繰り返す。

この世界を創造した主。そう、神のことを。

この大地を形創り、見上げる空を描き出し、時には嵐を吹き散らす。私たちはそんな存在を神と崇め奉る。


ーーー神様ってどんな顔してるんだ?

ーーー顔なんてないんじゃないか?

ーーーいやいや、私たちの様な顔をしているに決まっている、だって私たち人間こそ神の最高傑作なのだから。


世界中で何万、何億も語られたこの言葉も、人々も、今から始まる物語では、ある1人の男を『神』と呼称する。


ーーそんな世界の物語。

チリン、チリン、リンリン


僕の朝はこの何ともふざけたリズムから始まる。目覚めが悪い僕としては、一刻も早く買い替えたいと考えている。しかし、この時計は我が家に伝わるの目覚まし時計なので、変えるわけにはいかないらしい。

我が家の時計はこの時計一つで、リビングの中央に固定されている。壁にではなく、床から突き出す形だ。


まあ、そんなことはいいだろう。なぜかって?今日は高校の授業の初日である。緊張するよね。


、、、うんうん、これを聞いちゃうと時計なんてどうでも良いよね。さあ、早くご飯食べて準備して学校に行こう。


階段を降り、食事の準備をする。


「おはよう、母さん。今日のご飯なに?」


母は味噌汁をかき混ぜながら、忙しそうに動きながら言う。


「おはよう〜、三月。今日は〜、お味噌汁と〜、鮭と〜、お米と〜、納豆。ランチョンマット敷いて〜。」

「はいよ〜」


食事を終え、学校に行く。学校までは自転車に乗って行くと20分ほどだ。個人的には丁度良い距離だと思う。入試で一度は行ったことがあるため、道はすでに記憶済みだ。ここで一つ僕の特技を披露すると、、、道を覚えるのが得意、、だ。


道以外も覚えるのは得意だと言いたいところだが、何故だか他はそうでもない。なんでだ!!!


学校に到着すると、早速授業が始まる。

内容は、1限から5限まで。順に神学、神学、神学、医学、数学である。ここに、稀にだが心理学が入る。


神学はこの世界のこと、その始まりについて学ぶ。正直、ここセカンドワールドに産まれた僕たちにとっては既に学び尽くした内容だ。つまり、つまらない。、、、でも、大人たちも毎週公民館で授業を受けているからね。大事なことなんだよ、きっと。


医学は、ここセカンドワールドではもしかしたら1番大事な授業かもしれない。何故かって?

、、、それはね、この情報は僕の父さんからちょろっと頂いてきたんだけど、信じられない話なんだけどさ、なんと!この世界の人口は調整されてるんだって!!!


、、、そのためには医学の発展が必要不可欠で人々の医学的知識も高めないとか何とかで、、


「みーつき、何1人でゴニョゴニョ喋ってんの〜?ちょっとだけ、気持ち悪いよ〜?」


後ろの席から、背中を突かれる。

皆の中には、授業初日で後ろから背中を突くなんて、、、なんてハレンチな奴だ、と思ってくれた方もいるんじゃないだろうか。

その点については、安心して欲しい。他のとこは知らないが、僕たちの住んでいるカンガワ地区で産まれた子供は高校卒業まで全く同じクラスで固定される。たまに減ることがあるらしいが、たまーにだ。


だから、僕は彼女の扱いには慣れている。


「、、、」

「ねえね、三月!聞こえてるんでしょ〜?」

「、、、」

「む〜、むむむ、、。つまんなーい。バイバイ!」


無視。最強の否定。


、、、残りの授業についても話したかったけど、まあまた今度でいいかな。

どっちもつまんないしね。


ーーー時は流れて早くも放課後。


皆、ここまで熱心に聞いてくれてありがとう。

今回は僕の暮らしてる世界の話をしてみたよ。とは言っても、ほんのちょっぴりだけどね。


次皆に会うときには、もっと色んなことを話したいな。この世界のこともそうだし、僕の家族のこととか、あと友達とか。


多分面白いんじゃないかな〜?


、、と、まあ今日はこの辺りで終わりにしよう。

じゃあね、ファーストワールドの皆。

大風呂敷を広げてみようか。

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