第2章 1, 国立ラフロニ学園
___国立ラフロニ学園
国立ラフロニ学園は、国中から魔術の才能をもった者たちが集まる名門校である。
そして、卒業する時点で魔力レベルが85以上に達した者は、なんでも願いをひとつ叶えることが出来る。
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「でっか…!!」
馬車で森を抜けるとそこには、ラフロニ学園がどどんと立ちはだかっていた。
「姉さん!立ったら危ないよ!」
「こんなに大きくて綺麗な建物があったら誰だってびっくりするじゃん!」
「……そうですね、」
エドは呆れたように笑ってそう言った。
「あ、そういえば私ってどこの教室に行けばいいの?」
「んー、僕も今年入学だし分からないな……」
「確かにそうだったね…」
少しだけ沈黙の時間が続いた。
……
「お、着いたみたいだよ。」
そう言われて外を見てみると、たくさんの人がいる校門が目に入った。
「ほえ〜……、こんなに人多いんだ……」
「これでも受験者の三十分の一の人しか受かってないんだよ?」
「これで!?!?」
さすが国立、名門校なだけあるなぁ……。
私が感動していると、先に馬車を降りたエドが、
「姉さん、はい。」
手を出して待っててくれていた。
いやデキる男すぎる。私の弟は。
「ありがとう。」
そうして私はエドの手をとり、馬車を降りた。
「……ねえエド、あのs」
「オルクエドくんだよねっ!」
ドンッ
「いてっ」
………いきなりぶつかってきてエドの名前を呼んだこの女の子誰…?いや、この女の子達は誰…?
様子を伺うに、エドは大層モテているらしい。主人公なだけあってエドはかっこいいもんね!!!
どうにかエドと話したいけど当分無理そうだなー……。よし。
既にエドと私の間には十数人の女の子がいたため、私は心の中でエドに謝りながらその場を離れた。
「姉さん!?!?」
そんな声が聞こえた気がしなくもない。
昇降口の目の前まで步っていくと新しいクラスが貼り出されていた。
えっと…私は……、 あった!!
「2年C組……?」
私の勘を頼りにさっさと教室に向かおうじゃないか!
私は早足で校内を歩き始めた。それにしても校内は絵画みたいにきれいだな〜……
「うわぁっ!」
……あぶなく人に突撃するところだった………。ぎりぎり踏ん張れてよかった〜!!
「ごめんなさい!」
私は謝ってまた教室へと早足で向かった。
「……ルア?」




