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犬猿の仲な犬系男子(皇太子)は今日も威嚇してくる。  作者: ひよこ
第1章 目が覚めると
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第1章4 , 地獄の朝食

_______


『エド、今ってなんで学校休んでるの?』

『ん、今は春休みだからね。もう4月だから残りは長くないけど。』




4日くらい前にエドが、そう教えてくれた。


けど、いざ登校日となると緊張して気が気じゃない。

とにかく今の私は完璧なルアにならなければいけない!


コンコン



「お嬢様入ってもよろしいでしょうか。」


ん?なんだろう?


「いいよ」


そしてメイドが入ってくると

「侯爵様が朝食を一緒に、と仰られております。準備が整い次第来るようにとのことです。」

と言って出ていった。



「うっそ!!!」

小説の中に入ってから1回も会っていないのに…いきなり会って食事なんて難易度高すぎだよ!!


あ!侯爵様怖そうだから急いだ方いいかも……!



私は制服に着替えてメイドに髪を結ってもらい急いで部屋を後にした。




「おはようございます、遅くなりすみません。」


私がドアを開けてそう言うと、そこにはお兄様以外みんな揃っていた。


エドによると、お兄様は私たちよりひと足早く学園の寮で生活しているとのこと。




私が挨拶をしてもお父様はこちらを見るだけで、お母様は無視。


「姉さんおはようございます。」


エドは心地無い感じで挨拶してくれた。


そして沈黙の中、皆黙々と朝食を食べた。



いや、胃もたれやばいんだけど……!このままだと皆の前で食べたもの吐いちゃう!!


カタン


「あまり食欲がないので私は先に失礼します。」


そう言って私は部屋を後にした。



「たった朝食でこれじゃあ、この先どうやってこの家で過ごしていけばいいの……」

ご飯は美味しそうだったのに!!

サラダしか食べれなかったのは悔しい…!



「姉さん!!」

この声は……!

「エド?朝食はどうしたの?」

「姉さんが心配で……、それに僕もあの空気の中ではとてもじゃないけど朝食とれないし。」


エドは困ったように笑いながらそう言った。

なんだか私のせいで空気が悪くなった気がして申し訳ない……。


「ごめんね、私は大丈夫だよ!」


「ならよかった……」


この子可愛い……!!

私はエドの頭を優しく撫でた。エドは心地よさそうに笑っている。可愛い!!!


「…あ!姉さん、そろそろ学校行かないと!」


わ、忘れてたーー!!

これも全部あの地獄の朝食のせいだ!


「そうだね!行こう!」




急いで馬車に乗り込むと、私とエドはラフロニ学園へ向かった。

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