表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬猿の仲な犬系男子(皇太子)は今日も威嚇してくる。  作者: ひよこ
第1章 目が覚めると
1/16

第1章 1 , ルア・ミェルガーナ


「…―――は、ずっとずっと…大人になったって! 僕の敵だから!!」


✧︎*。


「うぅ………。これはルアの昔の夢…?」

この体の記憶を見るのはなんとなく本物のルアに申し訳ない。そう、私はこの体の持ち主なんかじゃない…。



―――遡ること3日前



「へぇー、この作家さん新作出したんだー!」

私、小山(こやま) (しずく)は家に近い書店でアルバイトをしてた。私が本好きってのもあるけど、ここは時給がまあまあだったからね!


すると、足に何かがぶつかった。

「ん?本落ちてるけど……戻した方いいよね、?」

その本はとても美しい表紙だった。


「『僕が玉座を乗っ取るまで』……?」

ぱらぱらと本をめくって読んでみたら案外面白い…。……なんだか眠い。この本を読みたい。2つの気持ちと戦いながらページをめくっていた。




しかし、気付けば私は意識がなくなっていた___





「……はっ! 私!…って…え?ここ……」


見慣れない部屋に聞き慣れない声。

ベッドに横になっていた私は急いでベッドから出て鏡をみた。


「………え。誰。」


ふわふわした空色の長い髪、血のように深い赤のくりっとした目、絹のような肌。すべて私のものじゃなかった。


「か……かわいい……!」


謎の女の子になってる驚きよりも自分の容姿の美しさに見惚れてしまった。


バンッッ!!


「うぉっ!」


今の私の反応かわいくな!


それはさておき、この部屋のドアがすごい音をたてて開き、ついさっき見たかのような人が仁王立ちしていた。


「姉さん!!」


蜂蜜のように透き通る金髪、私と同じような血のように深い赤のつり目、そして頬にある虎のマーク。


さっきの小説の主人公……!?


私を姉さんと呼ぶ人の名前は恐らく、「オルクエド・ミェルガーナ」だろう。


ということは……。


「私って『ルア・ミェルガーナ』……?」

「ね、姉さん……?」

オルクエドと思われる人物が、私の肩を心配そうにゆすってくる。


「……私はルアだよね?」

オルクエドは目を見開いた。

「なんで分かりきったこときくの……?」

「はは……。」

やっぱりね!私あの小説に憑依してるじゃん!


私がふらつくとオルクエドが背中を支えてくれた。


「嘘でしょ……。」


私は段々と意識が遠のく中、オルクエドの呼びかけがうっすら私に届いてきた____

初投稿の作品です!

学生で趣味程度に書いてますので、暖かい目で読んでいただけたら嬉しいです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ