表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/104

34.


 結局、夜になっても雨風は一向に収まることがなかった。

 乾燥機にかけていたキミの服はもう乾いている。

 でも、キミはそれに着替えることなく、

 ボクの体操服を着たまんま。


 キミはしょっちゅう意味ありげに

 ニタニタとした笑みをボクに向けてくる。


 「今日はこのまま泊まってもいい?」

 

 きっとなんの意図もせずにキミはボクにそう尋ねただけ。


 分かっている。分かっているけれど…。


 どうしようもなく緊張してしまう。

 胸が痛くなるほどボクの心臓は激しく鼓動を打ち続けている。




 やっぱりボクはキミが根本的に苦手なのかもしれない。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ