万年筆003 #3776センチュリー(プラチナ万年筆)
こちらは2019年に発行した同人誌「わたしの万年筆」の修正版になります。
すげえ、本当にインク乾かない。スリップシール機構SUGEEEEE!!!
万年筆ジプシーは続くよどこまでも。
書き味はカクノがさいつよ。夜焚、デザインは神。
日々のメンテが大事と分かっていてもものぐさな私には毎日使うのは難儀……ということで乾きにくい万年筆を求めて流離うことに。
そこで見つけたのが#3776センチュリー。ニースラヴァンドの発売のニュースで知ったのだけど、あれ極細ないんだよね。
なので青が美しいシャルトルブルーの極細を購入。
店頭で試書したときにカリカリというか、サリサリする感触が少し気にはなったけど、極細が欲しかったので。
いやあ、驚いたよね。
2年インクが乾かないっていう売りだけど、本当にインク乾かないのね。
月1使用でも全然余裕。え?マジ?ものぐさな俺様にぴったりだな!
そして特に気にはしていなかったけど初の金ペンである。
カクノ細字、極細、夜焚と比べても#3776が極細のせいかあんまり金ペンの良さが分からない……。
そして本当に気になるサリサリ感。カリカリじゃなくてサリサリなの。
万年筆でお絵描きするときは水彩用紙に描いてるのだけど、#3776だと若干紙が毛羽立つし繊維がペン先にひっかかってくる(カクノEFではひっかかってこない)。
それからまたしばらくして、今度はブルゴーニュの超極細を購入。
書き味がね、もう万年筆じゃない。ペン。水性ペンのそれだった。
確かに細いけど、ここまで細いとインクの色味さえ変わる。
同じ夜焚のインクでもセーラーのFと#3776超極細ではもはや違う色になってる。
インク沼としてこれはいただけない……。
黒を使う人にはいいかもしれないけど多分グレーになるよ。
ただこの乾きにくさは本当に素晴らしいので、超極細は冬眠させて、そのうち細軟とか買うかもしれない。普通の細字はまだサリサリ感があるけど細軟はそうでもなかった。個人の感想だけどインクフローも渋めなんじゃなかろうか。この辺はお好みで。
この後、超極細は手放しました。極細のシャルトルブルーは手元に残っています。