002草津グリーン
草津良いとこ一度はおいで。それが滋賀県ではないことを知ったのはいつだろう。
なお草津グリーンは群馬県の草津温泉の草津である。先のネモフィラブルーでも語ったが、ジョイフル2新田店で取り扱っている群馬の色だ(2022年現在、他県のジョイフル2でも取り扱っている)。
元々「草津グリーン」の存在は知っていて、初めて草津温泉を訪れた2018年当時、他県の店では取り寄せ商品になっていた。草津、草、からのグリーンなのかな、程度にしか思っていなかったのだが、実際に草津温泉を訪れてそういうことか、と思った。
草津温泉て緑色だったんだ……。
有名な湯畑のライトアップに気を取られていたが、ライトアップされていない時に見れば緑色で、温泉街近くの西の河原公園では温泉の流れているところは緑色だ。
別に温泉が緑色なのではない。緑の液体って何だよ。
一応温泉に行くときは事前に泉質を調べていくので、草津温泉が酸性であることは知っていた。酸性で、お湯そのものは無色で、お湯の流れるところが緑色になっていたので緑青かなと勝手に思っていた。帰宅してから調べたら温泉藻という植物だそうだ。こんな高熱で酸性の場所で生きるとか、ど根性がすぎるだろ。
さて帰宅後。念願の草津温泉に行ったのだ、「草津グリーン」が草津温泉をどのくらい再現しているのか確かめてみたくなるのがインク沼の性である。
本当は帰りにジョイフル2新田店に寄れればよかったが、かなりの寄り道になってしまうのでそれは見送り、地元の店舗で取り寄せを依頼した。なお1色だけ取り寄せるのは申し訳ないし、と心の理論武装をして3色取り寄せてしまうのもインク沼の性である。
一月ほど待ったが無事に手元に届いた「草津グリーン」。いざ試筆。
笑ってしまった。具体的には、
ちょwwおまwww草津温泉まんますぎて草生えるわwwwwww
うまいこと言った気になってる場合ではない。
添付したインクカードはかなり濃く緑色が出ているが、試筆サンプルあたりの緑まんまである。この雑味のない緑。圧倒的緑。ど根性藻の緑。
これを見てるとまた草津温泉に行きたくなってしまうし、湯畑を見ながら買い食いとかしたくなってしまう。
それとは別に、純粋な緑である。最近は青緑が人気だけれど(かくいう私も青緑が好きなアオミドラーである)、純粋な緑が好きだという方に是非おすすめしたいし、機会があったらど根性藻も見て欲しい。
草津良いとこ一度はおいで。ちょっと遠いけど、きっと楽しめるよ。
※試筆サンプルは万年筆カクノをつけペン代わりにして作成しています※