第8話:聖なる水晶
周りを見たが、
良い逃げ場所が見つからない…
「そこの少年よ、別に逃げなくてもいいぞ?」
!?
女の人が銃を落とした。
「何がしたいんだ…?」
俺は質問をした。
「あー聖なる水晶を探しててな〜」
「天空ノ層のどこかに置いているらしくてね〜」
聖なる水晶…?
聞いたことないけど、俺が想像してるヤツで合ってるよな?
「私の名は、シエル。ノエルの姉だよ」
ノエルの姉!?
悪い人ではなさそうだが…。
「姉ちゃん…ルクスとシナには何もしないでっ!」
「別に何もしないから…聖なる水晶探し手伝って?」
俺は新しい技を、
いつの間にか覚えていたらしい。
その名も、アイテム探知機!
…ってネーミングセンス無さすぎだろ俺!!
ここからまっすぐ行ったところに、
聖なる水晶が保管されている部屋がある。
てかシナどこ行こうとしてんだ…?
あの場所にあるのは…食堂か。好きなだけ食べていいぞ…。
「そういえば、その水晶はどういう効果が…?」
1番重要なことを聞くのを忘れていた。
「上の層に行けるようになるだけよ〜」
「上の層には、パーフェクト帝国もある。」
天界を滅ぼす力を有するパーフェクト帝国…。
どうすれば、パーフェクト帝国を倒せるのだろうか…?
俺はステータスを見た。
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name:ルクス・シャイン
職業:すっぴん LV:3
属性:光
弱点:闇
得意武器:ソード/ナイフ
不得意武器:ブック/杖/弓/ナックル/槍/ハンマー
習得済み技:アイテム収納/アイテム探知機/ライブラ
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更新されているな…。
もっとファンタジーのようなステータス画面になった。
敵を倒せば経験値が手に入り、LVが上がるのだろうが、
敵が全然いないからLV上げができない。まだ帝国兵撃破分しか…。
とりあえず、水晶が保管されている部屋に向かうとしよう。