第4話:ルクスとノエル
「ぐはっ…!」
鎧の男達が倒れている。
何があったのかは分からないが、とりあえず先を行くか。
「おい!お前生きてたのか!」
後ろから鎧の男が来て話しかけてきた。
「あ、あぁ…大丈夫だ。何があったんだ?」
「帝国の部屋に侵入者が…がはっ!?」
鎧の男が誰かに射殺された。
俺は後ろを向いた。そこには血だらけのノエルがいた…。
「ルクス…!大丈夫!?」
ノエルが心配そうに話しかけてきた。
「なんで…俺の名前を知っている…?」
ノエルが知っているはずがない…
俺はまだ誰にも名前を言ってないのに…!
俺は鎧の男が落とした銃を拾い、
「そんなことより早くここから…」
バンッ!!
ノエルを撃った。
「な…んで…っいたい!まだ死にたく…ない…」
ノエルが苦しそうにしている。
何故…俺の手が勝手に動いたんだ…!?
「ル…クス…?」
「ノエル!信じてもらえないだろうけど、手が勝手に…!」
「だい…じょうぶ…助かったよ…」
ノエルはポケットから紙を取り出して俺に渡した。
上の層への行き方、病院までの道が書かれていた。
「絶対助けてやるから…まだ生きててくれっ!」
俺はこれから"天空ノ層"に行き、
すぐそこにある天空聖病院へノエルを運ぼうとしている。
序章終了です。
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