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第2話:記憶喪失の主人公
記憶喪失の俺は、ノエルについて行っている。
記憶保管室という所に、
もしかしたら記憶が保管されているかもって。
「ここなのか?」
第6記憶保管室と書かれた部屋に着いた。
「ここだよ〜!入っていいよ〜」
ノエルは、俺の記憶が入った物を探している。
その間、俺は横長のソファーに座って色々考えた。
記憶喪失の割には、普通に喋れているな…。
ここは本当に天界なのか?異世界に転生したんじゃないか?
俺TUEEEEしてみたい…。
俺はゲームが好きだ。
やってるゲーム全てやり込み要素もクリアした。
「記憶が入ったカプセルが無い…!」
ノエル今なんて言った!?
「ごめん、あった!えへへ〜」
「あったんかい!ビックリさせないでくれ…」
これが俺の記憶が入っているケースだ。
「ねぇ!記憶が全部戻って、君がいた場所に帰れるとしたら嬉しい?」
ノエルが急に質問してきた。
「まぁ戻れるのなら嬉しい。やり残したこともあるし…」
俺はそう答えるとノエルは、
「そっか〜!」
と言った。帰れる方法を知っているのだろうか?