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最初の大仕事

「名前は?」


「え?な、なんですか?」


「名前だよ、聞いてなかったよな?俺は二宮龍士(にのみやりゅうじ)だ!よろしくな!」


縦の馬のお腹に響くような鳴き声と風切り音の中で急に話しかけられました。こ、この人…鉄の馬で、しかも森の中をこんなスピードで走ってるのになんで話す余裕があるの?!


「エ、エレナです!あの!大丈夫なんですか?こんな速さでもしこの馬が転んだら…」


「馬?あー、こいつか。大丈夫だ安心しな!俺のドラテクは瀬戸内一だからな!!」


セトウチ?ドラテク?何を言ってるの?!


「あの、えーと…」


「リュージでいいよ!」


「リュージさんは一体どこから来たんですか?こんな馬見たことないです。それに不思議な服を着られてますし。」


「不思議か?このライダージャケット気に入ってんだけど…まぁいいか、どこからって言われたら…遠い場所さ!ここからうんと遠い場所!」


「じゃあどうして?どうして見ず知らずの私を助けてくれるんですか?」


リュージさんは馬を操作するためにずっと前を向いていたので表情は見えませんでしたが、私にはこの質問をした時リュージさんが笑ったように思えたのです。


「理由ねぇ…俺が助けたいからさ!それじゃダメかい?」


「…いえ!十分です!十分すぎます!」


普通の人ならこんなにすぐ行動できないわ。なんだろう、リュージさんって話してるとなんだか自信が湧いてくる、不思議な人…

あれ?木の隙間から開けた場所が見えてきた…もしかして!


「エレナちゃん!森を抜けたぜ!」


「えぇ?!も、もうですか!いくらなんでも速すぎますよ!」


「俺とこいつが本気を出したらこんなもんよ!で?エレナちゃんの村はどこだ?」


「えっと、あそこ!正面にあるあの丘の上の柵で囲われている場所です!」


よかった…こんなに早く帰ってこれるなんて!


「あそこか…おいおい、家が何軒か燃えてるじゃねぇか!」


「リュージさん!ここからあの丘を右に迂回すると村の正門に通じている坂があります。そこに行きましょう!」


「あぁ?何言ってんだよ、迂回なんてしてらんねぇ!このまま丘を駆け上がるぞ!」


「えぇ?!そ、そんな!危ないですよ!坂の方が安全ですって!」


「エレナちゃん。君の村に来た奴らは群れだって言ってたよな?」


「はい…正確な数はわかりませんが…」


「なら正門には歩哨が立ってるはずだ。まぁ、そいつらに突っ込んで突破するのも俺一人だったらアリなんだが、エレナちゃんを完全に守りきれる保障はねぇ。」


「わ、私なら大丈夫です!体は頑丈ですよ?今まで風邪をひいたこともありません!」


「はっはっは!!いいね、素晴らしいことじゃねぇか。だが今は時間が惜しい。突っ切るぞ!」


この会話をしてる最中もリュージさんの馬は一切スピードを落とすことなく丘の斜面に向かって直進しています。


「さぁて拝んでやろうじゃねぇか、人の村を襲うクソ野郎のアホ面をなぁ!しっかり捕まってろよエレナちゃん!」

ブォオオオオーー!!!


「リュージさん待って!私まだ心の準備…いやぁぁ!速い!怖いぃぃぃい!!」

=====

「頼む!男達はここに残る。だから女や子ども達は解放してやってくれ!」


『うるせぇ!同じこと何回も言ってんじゃねぇよジジイが!』


そう言ってオークの一匹が私の腹に蹴りを入れてきた。それを見て女達は悲鳴をあげそうになるがオーク達に睨まれ、声を押し殺している。

今、私と村の住人達は突然村を襲撃してきたオーク達に村の広場に集められ目の前で跪いている。

本当に突然の出来事だった…昨日の夜までは村の周りには何もいなかったはずなのに…

いや、こんな言い訳はやめよう。村長として本当に情けない限りだ…

だがまだだ。まだ希望はある。エレナ、我が娘よ…頼んだぞ…


『なぁ親父、なんでまだこの村の住人達を殺さねぇんですかい?』


『そうだぜ!オイラもう腹が減って仕方ねえや!』


『まぁ待て息子達よ。今回はちと面白いことが起きてな、なぁ村長?』


「な、なんのことだ!私は何も知らん!」


オーク達が親父と言っているのは周りのオークより一回りも体の大きい個体だ。他のオークに比べて知性的な言動をしていることがうかがえる。


『ほう、そうかそうか。なぁ村長、君には私たちが余程愚鈍に見えているようだな?我々が気づいてないとでも思ったか?貴様が隠し通路から女を一人ここから外へ逃していることを!』


ば、馬鹿な!何故バレた!あの通路は村の住人だけの秘密のはずなのに!


『助けを呼びに行かせたのだろう?だが残念だったな?私は慎重なのだ。例え襲うのが人間の村であろうと事前調査を怠らない。そしたらどうだ?丘の麓に通路の出口があるではないか!実に滑稽だったものでな、私は部下を二人をその出口の近くで待機させておいたのだよ。』


「な、なんだと!」


『動揺したな?すぐに知らせが来たよ。若い女が一人森の方へ逃げたとな。可哀想になぁ、その女は今頃部下二人に嬲り殺しにあっているだろうさ。さて問題だ村長、何故私は女が逃げたことにすぐ気づいたにも関わらずここまで放置したのだと思う?』


オークの首領は私に下卑た笑みを向けている。人をいたぶること、弄ぶことを心底楽しんでいる外道の顔だ。


『見たいのだよ!唯一の希望が潰えた時の人間の顔が!あれは本当に傑作だからな!だからすぐには捕獲しなかったのだ。待たせて待たせて期待が最大限まで高まったところで潰す。まぁ待っていろ?もうそろそろ…』


『親父!親父ぃ!』


『ほうら来たぞ?あぁ二人をすぐにここへ連れてこい!』


「そ、そんな…」


最早これまでか…村を、住人を危険に晒し、あまつさえ一人娘を…憎い…今はただ己の愚かさが憎い…

ブロロロロ…


「お父さーーーーん!!」


「え?!」


『なんだこの声は?!それにこの音はなんだ?何かの鳴き声か?!』


『分かりません!でも何かが!何かが突然丘の斜面を駆け上がってきて、それで…グギャァ!』


報告しにきたオークがいきなり前につんのめりで倒れ込んだ。そしてその後ろには不思議な馬に乗り、丸みを帯びた兜を被った二人組み。

前方にいるのは男か?辺りをキョロキョロ見回している。後ろにいるのは、あの服…まさか!


「お父さん!大丈夫?」


「エレナ!おぉエレナ、生きていたか!よかった…本当によかった!」

=====

「みんな生きてる!よかった!リュージさん私達間に合いました!間に合ったんですよ!」


「あぁ、だがまだ解決したわけじゃなさそうだ。」


村の広場には住人みんなが集められ、オーク達によって跪かされていました。


「エレナ、そのお方は?」


「はい!リュージさんです!森で私を助けてくださって…」


「一人だけなのか?」


「え?」


「救援はその方お一人だけなのか?オーク達は少なくとも30体はいるのだぞ?」


「えっと、で、でも…リュージさんはとてもお強いんですよ!」


私の言葉は届いていないのか。父の、いいえ、村の人達全員の目に落胆の色が浮かんでいます。

そんな私とリュージさんにオーク達は嘲るような笑みを浮かべ、広場の真ん中にいる一際体の大きいオークがその大きな口を裂けんばかりに開いて爆笑し始めました。


『ブハハハハハ!!!何ということだ!助けを求めに行って成功したかと思いきや、連れてきたのは奇天烈な馬に乗った人間一人ときたか!ククク、残念だなぁ村長、住人諸君!君達は我々に殺されるのではないぞ?この娘のお粗末な頭のせいで死ぬのだ!』


「そんな!リュージさんは強いんです!あなた達のことだってすぐに!」


『ほう?我々全員を相手にしても勝てるほどにか?そんな細い身体でか?お嬢さん、君は自分がどれほど愚かか自覚した方がいいぞ?』


その言葉を皮切りにオーク達が一斉に笑い始めました。そんな…私のせいなの?でもリュージさんは…本当に強くて…


「黙って聞いてりゃ好き放題言いやがってよぉ、おまけにエレナちゃんまで馬鹿にしやがって…覚悟は出来てんだろうな豚ども!」


「リュージさん?!」


リュージさんは馬から降り、側面に収めていた銀色の棍棒を手にとって、オーク達の方へ歩き始めました。


『覚悟しろ?面白いことを言うな不運なお人よ。もしかして君は我々と戦うつもりなのか?』


「あぁそうさ、これだけの人を苦しませて、村のために必死に助けを求めたエレナちゃんまで馬鹿にしやがって…ただじゃすまさねぇぞ!」


『おぉ怖い怖い。なんとも勇猛なことだなぁ。君が我々に勝つ可能性など万に一つもないのだが、せめてもの餞別だ。おいお前。』


『へい!』


首領オークの呼びかけに近くにいたオークが応じ、リュージさんの目の前に立ちはだかりました。


『一発だけそいつに攻撃してもいいぞ?拳、蹴り、その細身の棍棒でもいい。』


『へへへ、しっかり打ち込めよあんちゃん?俺今眠いからよ?眠気覚ましに一発頼むわ。』


そう言ってオークはリュージさんに無防備な構えで体を晒しています。それを見て他のオーク達は嘲笑を浮かべ、辺りが不快な笑い声に包まれました。


「眠気覚ましか…悪いなそいつは出来そうにねえ。」


『おいおい本当に大丈夫かよあんちゃん?よくそんなんで助けになんか来たもんだぜ!』


「しばらく眠ってもらうからなぁ!」


『え?』

ズドン!


空気を揺らすような打突音が響いたあと、リュージさんの目の前にいたオークが何も言わず膝から崩れ落ちました。それを見た村人達には驚愕が、オーク達には動揺が走ります。


『お、おい!どうした!何を倒れている!おい人間、貴様何をした!」


「うるせぇな。ただぶん殴っただけだよ。さぁて…村の男ども!全員耳かっぽじってよぉく聞け!」


リュージさんは倒れたオークの髪の毛を掴み片手でその巨体を掲げ、大声で問いかけ始めました。


「何ビビって縮こまってやがる!てめぇらずっとそうしてるつもりか!自分の家族が、自分の大切な人が殺されてもずっとそのままか!!」


まさかリュージさん…村の男性達を奮起させようと?!


「てめぇらの頭は敵に下げるためにあるのか?てめぇらの手足はただ震えるためだけのもんなのか!違うだろ!相手が自分より強くても戦わなきゃいけねぇんだ!その覚悟もねぇ奴が人を守るなんて出来ると思うなよ!」


『く、お前ら行け!あの人間を叩き潰せ!』


ボスの号令に数瞬遅れてオーク達が一斉にリュージさんに向かって襲いかかっていきました。


「さぁて異世界で最初の大仕事だ暴れさせてもらうぜ!うぉぉぉぉらぁあ!!」


倒れたオークの巨体を襲いかかって来たオーク達に投げつけ、それと一緒にリュージさんは敵の集団に突撃していきました。


「エレナちゃん!怪我した人達を避難させろ!出来るな?」


「は、はい!任せてください!」


『死ねぇ!』


「は!ぬるいパンチ打ってんじゃねぇぞコラァ!」


リュージさんがオーク達と戦い始めたのを確認してから私は広場の外周をなぞるようにしてオークの守備が手薄になった箇所に行き、住人達に呼びかけて広場から離れた村の集会所に集まるように指示していきました。


(お父さんのところは近くにオークの首領がいるけど…やった!完全にリュージさんに気を取られてる!)


「お父さん!今のうちに、早く集会所へ!…お父さん?」


「エレナ…あの人は…あの方は一体何者なんだ?!何なのだあの強さは!」


お父さんの視線の先にあったのはオークの集団に対して一歩も引かずたった一人で戦うリュージさんの姿でした。


『うぉぉぉぉ潰れろガキィ!』


「当たるかよ!オラ!顎がガラ空きだぜ!」


リュージさんの棍棒がオークの顎を痛烈に打ち抜き、後ろから襲いかかってきた相手に回し蹴りを喰らわせています。


「バカな…オークをあの巨大な身体を吹き飛ばしている…何という膂力だ…普通の人間とは思えん!」


「言ったでしょう。リュージさんはとてもお強いんです!」


「何故だ…何故彼は自分と全く関係のない村のためにここまで…」


「…私もリュージさんと出会ったばかりであの人のことを理解してるわけじゃありません。でもリュージさんは言ってたんです。俺が助けたいから助ける、って。その言葉に偽りなんてない。私それだけは分かるんです。」


「…なんということだ。」


『ん?おい貴様ら!何をやっている!』


まずい!首領オークに気づかれた!早く逃げないと!


「エレナ、お前は早く集会所へ行っていなさい。私はここに残る!」


「え?」


「あぁ、そうだな村長!あんなこと言われたら男として黙っちゃいれねぇよ!」


「俺の女房はオークに殴られたんだ。それなのに俺は黙って見てた…情けねぇ…やってやるやってやるぞぉ!」


「この村は私たちの者だ!その村長である私が!男達が戦わずしてなんとする!」


最初はみんな、あんなにオーク達を恐れていたのに、今はもうそんな気配、微塵も感じられない…


『少し状況が変わったくらいで調子に乗りおって!貴様らに何が出来る!貴様らが束になったくらいで私を倒せると思っているのかぁ!』


「いーや、よく言ったぜあんた達!おらよぉ!」


『グォォ!!き、貴様ぁ…』


いつの間にか駆け寄ってきたリュージさんが首領オークの首に腕を回し思いっきり締め付けました!


「なんか武器になるもん取ってきな。その後ろの建物農具小屋だろ?それまで俺がこいつらの相手しといてやるからよ!」


「承ったリュージ殿!行くぞお前たち!エレナ!ここから離れていなさい!」


『行かせるとおも…グォォ?!離せぇ…お前ら何をしている!背中のこいつを殺せぇ!』


『お、親父ぃ!てめぇ親父から離れやがれ!オラァ!』


「おっと、危ねぇ!」

バコン!


リュージさんは首領オークの首に回している腕を起点に体を翻して躱し、代わりに首領オークの背中に強かに棍棒が叩きつけられました。


『グォ!おい!俺を叩いてどうする馬鹿が!』


『す、すいやせん親父ぃ!でもそいつ動きが早すぎて…』


「リュージ殿、武器を取ってきましたぞ!」


「よし!このデカイのは俺が相手する。他の豚どもはあと十匹くらいだ!いけるな?」


「もちもんです!よくぞここまで減らしてくださいました!行くぞみんな!三人一組でかかれ!踏ん張りどころだぞ!」


おおおおおーーー!!!


すごい、信じられない…オークたちが村へ来た時は本当にもうダメだと思ってた。

でも今はみんなが武器を取って、村を守るために戦ってる…


『クソォ…クソォ!!なんだ!何なのだこれは!何故人間ごときに我々が苦戦しているのだ!』


「簡単な話さ、人は元から強いんだよ。ただその強さの引き出し方を知らないだけさ。」


「ほざけ!人間など所詮死ぬのを恐れて何も出来ん臆病な雑魚だ!貴様とて例外ではない!」


「バカが…死ぬのが怖くてヤンキーなんざやってられるかよ!さぁ構えな!終わりにしようぜ豚面の大将!」


『な、なんだ…貴様は一体何者なんだ!』


オークの首領が震えてる。私たちを恐怖させた存在が武器を構えた一人の男を恐れている。もう完全に場の空気はリュージさんのものだ。


「言ったろ?ただのヤンキーさ。まぁ強いて言わせてもらうなら…『黒龍(ブラックドラゴン)』2代目総長、二宮龍士だ。冥土の土産に覚えておきな!うぉぉぉぉ!!」


『訳の分からんことを…人間風情がァァ!!』


首領オークの巨大な拳は虚しく空を切り、それを足場にして頭の高さまでジャンプし、銀の棍棒を首領オークの頭頂部に振り下ろしました。

棍棒は深々とオークの頭蓋にめり込み、骨を砕く音が戦いの終わりを告げたのです。

=====

リュージさんが首領オークを倒した後、他のオーク達は戦意を失い、武器を捨てて逃げていきました。

私たちは深追いはせず、今は戦いの後処理をしています。私とお父さんは集会所で怪我人の手当をしています。


「エレナちゃん、村長。怪我人用の湯が沸いたからここに置いとくぜ?」


「ありがとうございますリュージさん。すいません。助けていただいただけじゃなく、雑用まで。」


「休んでおいてくださいリュージ殿。あなたは村を救ってくれた英雄なのですから。」


「いいっていいって、気にすんな。それにしてもあの豚達はどうするんだ?食うのか?」


「いやいや、魔物は食べられませんよ。彼らの身体にある魔力は人間には有害なんです。どういう原理かは分かりませんが時間が経てば黒い霧になって消えて行くのでそのまま放置ですな。」


「ほー、不思議なもんだな。俺トンカツ好物だからちょっと期待してたんだけど。」


「トンカツ?それってどんな料理なんですか?」


「そうか、こっちの世界にはないのか…えっとだなエレナちゃん。トンカツってのは…」


「村長!村長!!」


急に集会所の扉が開かれ、広場で処理をしていたティムさんが息を切らしながら入ってきました。


「なんだティム?怪我人がいるんだから静かにしなさい。」


「食ってる!」


「なんだと?」


「おいおい、オークの肉は危ねぇんだろ?そんなに腹減ってた奴がいんのか?」


「違う!オークがオークを食ってるんだ!あの親玉のオークが!手下達を!」


「「「はぁ?!」」」

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