裁判官話を聞いて下さい「は?」「すいません。」
リッカ「私たちの出番が」
レイク&ハイド『やってきた!』
ダンテ「出番はあったけど発言はできなかったなー」
スフィア「放置プレイですか?」
ドタンッという音を立てながらダンテは滑り込むように宿の中に入っていった。
「お兄ちゃん!?」
驚きながらもダンテが急いでいる理由の候補を即座に挙げ兄に尋ねた。
そうそれは、
「どこの馬の骨とも分からない奴に結婚でも申し込まれたの?」と、
普通の人ならまず思いつかないし浮かびすらしないことをすぐに答える。これが兄を想う妹の力!【どやっ】
「えっいやそんなこと・・・ないよ」
「嘘だよね?」
間髪を入れずに問い詰める
その頃のダンテの胸中はすさまじいことになっていた。
それはそうだ。宿に逃げてきたらすぐに妹に急いでいた理由を当てられたのだから。
「本当か?どんな奴なんだ?」
レイクは脳天気に相手についてきいてきた。
そんな時だ。
ハイドが当たり前のようにその問いに答えだした。
「王の剣とも言われるレイ家の娘で年は15歳で髪は金色で目は瑠璃色の少女だ。」
「へーそうなんだ。」
リッカは怒りのこもった声をダンテに向けた。
リッカから目をそらしたが、すぐにまた目を合わせられた。
ダンテは思った「そりゃ目をそらすよ!?スフィアと同じように目からハイライトが消えてんだから!?」と。
そして聞いておかなければならないことをハイドに尋ねた。
「なあハイド。何故今さっき起こったことを知っているんだ?」
ハイドは当たり前のように
「使い魔を使って護衛をしていた。」と語った。
我思う。えっついに信用されないほどになってんの!?
このままじゃ戦力外通告➡ スローライフのコースまっしぐらじゃん!?
ダンテは仲間の信用を取り戻すため適切な言葉を探そうと普段使わない頭をフル回転する・・・
しかしそれは意味をなさなかった。
リッカが無言で肩に手を置いたことで。
「ドウユウコトカセツメイシテ」
その言葉でダンテは弁明の機会がないことを悟った。
それにしても使い魔の使役ってどうやるんだろ?ハイドに教えてもらおう。と尋問されながらダンテは思った。
作者は今日暗殺拳はチートに含まれますか?を買いに行くぜー。
皆の衆読んでくれてありがとう。
またみてね!