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トリップ・アプリ  作者:
紫のゆりかご
60/143

オマケ

7/24オマケ1(お詫び文を7/28削除)

7/29オマケ2


オマケ1


朝まだ早い宿屋の食堂。

ミランダとタイナは3人目の人物が起きてくるのを待っていた。

ふと、気づいたようにミランダは問う。

「ねえ、あの子さあ、男?女?」

きょとんとした顔を一瞬見せ、タイナは返答する。

「え?彼は男じゃないの?」

「いやさ、アンタが彼って言うから男だと思ってたんだけど、見ようによっては女の子にも見えるじゃない?」

その言葉にタイナは考え込む。

さすがにそう言われると気になる。

しかし、出会ってからだいぶ時間がたっているので、改めて聞くには勇気がいる。


しばらく沈黙があたりを包み込んだ。


「・・・聞くしかないか」

「だねえ」


ただ、それを誰がいつ聞くかが問題だ。

答えはしばらく出そうになかった。




オマケ2


2回目に廃屋に入る時の出来事。

最初は楽々開いた扉が開かなくなっていた。

どうやら扉は中から閉ざされたらしい。

他の入り口を探すが見当たらず、またオルゴールの音が聞こえた。

彼は、その音を追うように私たちを先導し、建物の裏手にやってきた。

彼の周りには、可視化した精霊たち、私たちからは光にしか見えない者たちが飛び交っていた。

彼はそれらと話しながら壁を数度触った。


すると、壁が扉となり、開いたのだ。


中に入る時そっと壁の凹凸を触ってみた。

硬く、そしてびくとも動かなかった。


精霊と話す、壁を動かす。彼の能力はどのくらい高いのだろう。

自分と比較するのは間違っていると思いながら、溜息しか出なかった。

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