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トリップ・アプリ  作者:
紫のゆりかご
44/143

閑話4:神の祝福(後編)

やっと完了。普通なら一話の分量なんだけど・・・。すみません

ウェスタが見えるころになり、私達は山賊に遭遇した。

十分気力も体力も保っていたため、楽な戦闘の部類に入っていたと思う。

彼も、いつものように鋭い身のこなしで幾人かを屠っていた。

あくまで平静な顔で、人を斬る。

彼くらいの年齢なら、隠していても少し躊躇するだろう。

彼は今までの人生でどのような経験をつんできたのだろうか。


ウェスタに着き、商人や警護から、残りの山賊退治を依頼されたのも当然の帰結だったと思う。

商人は私たちの戦闘を見ながら逃げたのだから、実力は理解している。

山賊退治はできるだけ速やかに行わなければ、逃げる。

だから、できるだけ腕の立つ人間を多く集めるのは必須だ。

彼は快く、協力する旨を伝え、準備した。


そこで、また私は驚くことになった。


私たちのチームは後方支援に回ることになったが、彼の武器は基本的に剣だ。

周囲の警戒をしてもらえばいいだろうと考えていたが、彼は神聖魔法も使えたのだ。


祝福ブレス。神官ですら、使える者の少ない魔法。


助け出された者たちに対しても回復魔法を惜しまず使う。しかも、こちらも複数に対する魔法だ。

彼の能力の引き出しには、どれだけのものが詰まっているのだろうか。

感嘆とともに、私はため息を吐き出した。


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