閑話4:神の祝福(前編)
気力が続きません。なのにダイナさん話長いよ。閑話なのに前中後編・・・。普通は短いはずなのに・・・。
助けてくれた彼と、ミランダもチームを組むことになった。
私もミランダも、彼の温情に感謝している。
もともと、ミランダとはこの村に来る前からの顔見知りで、妹想いは他は冷静な人間だった。
そんな彼女が悪徳商人に協力している時点でなにかあったのは明白だったのだが・・・。
一番の被害者である彼が、強行に処罰を希望したらどうなったかわからない。
だからこそ、何もいわず兄に処罰を一任してくれた彼に感謝が絶えない。
あるべき姿に戻った村を見て、ほっとため息をつく。
平和が一番だと。
大体のことが片付き、元に戻るとまた別の問題が持ち上がってきた。
この村は安全だが、あまり特徴がなく商人たちとの取引も多くない。
だから必然的に、ギルドに依頼されるものも多くはないのだ。
私も、そろそろ他の町に移動しようかと考える程度の腕にはなってきたと自負している。
そして彼とチームを組み、やはりもっと大きな町へ行くべきだとの思いを強くした。
ミランダが参入し、彼女も同意見だとのこと。
彼は地理に疎そうなのでミランダと相談し、この近辺で最も栄えているウェスタに移動を勧めてみることになった。