表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トリップ・アプリ  作者:
極彩色の宴
139/143

35-3.混在する世界

足元へ、花が追いついてきました。

結局自分の答えは一つ。

「選べない」

でした。


自分は優柔不断です。

マニュアルなしには、なかなか行動できません。

携帯の説明なしにゲームを進める?

ムリムリムリ!


花が増えてきました。白と黒と、外のセカイと同じように。

遠くから見れば灰色に見えるでしょうが、どこまでも混じりあわない、白と黒のままで。


花がその蕾を一斉に開き、蛍のような淡い淡い無数の光が生み出されます。


その光を受け、白いヒトと黒いヒトは立ち上がり、手に持った宝玉を合わせました。


そして。


虹のような光が天へ向けて立ち上り・・・。


世界が優しい光に包まれました。


気がつくと、隣に仲間がいます。


二人のヒトが作った、透明な橋を渡り、どうやらラスボス、真のボス敵?との戦いのようです。

アイテムを使わないもったいながりの自分のカバンの中は回復アイテムでいっぱいです。

みんなに分けて、さあ、出発です。


ふたりのヒトは言います。

貴方達に精霊王と神の祝福を。

ご武運を。と



さあ、ラストダンジョンに行く前にまずセーブですね。

一回戻って、英気を養ってきましょう。

これが終わったらキャラを最強まで育ててみましょうか?


今のLvは50後半。パーティ平均でも50を超えました。普通のRPGならなんとかラスボス戦大丈夫でしょうかね?

これの後に、無理ゲーなボス敵とかも出るんだろうな。

無限のダンジョンとかも出現するんだろうな。

携帯で見たQ&Aにもそれらしき記述が書いてあるし。

ラスボスを倒してからが真の始まりですって。


ああ、楽しみです。


そう考えながら、いつものようにセーブし、ログアウトをしました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ