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トリップ・アプリ  作者:
極彩色の宴
131/143

29.隠し通路

隠された館の中を再度探索です。

前に探索しつくしたと思ったんですが・・・。

お約束どおり地下室に通路がありました。

隠し通路ですね。ロマンです。


どこに通じているかわからないのですが、とりあえず手に明かりを持って奥へと行きます。

お化け屋敷も嫌いなので、内心どきどきです。


哀れに思ったのか途中でタイナさんが先頭を変わってくれました。orz

頼りなくってすみません。


いくつかに分かれた水のない下水道(じめじめしたところ)のような結構広い空間をしばらく歩くと、小さな部屋がありました。

ほこりをかぶった家具や本。

館と比較して不思議なくらい生活感があります。


そこにあったのはおそらく、館の持ち主のヨハンさんだった遺体と、日記の続き。

そしてかわいらしい手縫いの小さな人形と、探していたシンボルでした。


日記は語ります。


あの館を出た後、チョコチョコついてくる人形があった。

これは子どものために妻が作った手縫いのもので、子どもの手で握れる程度の小さなものだった。

それが一回り大きくなり、自分を覗き込んでいる。

狂いかけていた自分を癒して、見守ってくれていた。

おそらく、妻と子のかけらなんだろう、と。


ちょっぴりだけ、ほっとしたのは内緒です。

家族っていいなあ。


ミランダさん、ニヤニヤ笑わないで~。タイナさん、マリーさんそんな生暖かい目で見ないで~。

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