29.隠し通路
隠された館の中を再度探索です。
前に探索しつくしたと思ったんですが・・・。
お約束どおり地下室に通路がありました。
隠し通路ですね。ロマンです。
どこに通じているかわからないのですが、とりあえず手に明かりを持って奥へと行きます。
お化け屋敷も嫌いなので、内心どきどきです。
哀れに思ったのか途中でタイナさんが先頭を変わってくれました。orz
頼りなくってすみません。
いくつかに分かれた水のない下水道のような結構広い空間をしばらく歩くと、小さな部屋がありました。
ほこりをかぶった家具や本。
館と比較して不思議なくらい生活感があります。
そこにあったのはおそらく、館の持ち主のヨハンさんだった遺体と、日記の続き。
そしてかわいらしい手縫いの小さな人形と、探していたシンボルでした。
日記は語ります。
あの館を出た後、チョコチョコついてくる人形があった。
これは子どものために妻が作った手縫いのもので、子どもの手で握れる程度の小さなものだった。
それが一回り大きくなり、自分を覗き込んでいる。
狂いかけていた自分を癒して、見守ってくれていた。
おそらく、妻と子のかけらなんだろう、と。
ちょっぴりだけ、ほっとしたのは内緒です。
家族っていいなあ。
ミランダさん、ニヤニヤ笑わないで~。タイナさん、マリーさんそんな生暖かい目で見ないで~。