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14.塔の内部へ
塔の中はほとんど階段だけでした。
階段、階段、また階段。
会談や怪談じゃないよ?
話せるならまだましだよ。
ただ黙々とらせん状になった階段を上る。
どのくらいのぼったのか、感覚がおかしくなる。
周りを見ても真っ赤、上を見ても真っ赤。
なんかおかしくなりそう。
暇、というより、なんか本当におかしい、感覚を狂わしているのかな?
みんなに声をかけると、とりあえずなんとか大丈夫そう。
一回休憩する?
敵も出てこないので、とりあえず一休みすることにした。