12.ピエロの妬み
山の上にたどりつくとそこは極彩色の地獄でした。
何のことかわからないでしょうけれど、自分もわかりません。
多分、マッチョさんとピエロが戦っているんだと思います。
光と色が乱舞しています。
人影が見えるような気もするんですが、何か目が見るのを拒否しています。
しばらくその様を傍観していたのですが・・・。
長いムービー見ているみたいで・・・。
飽きました。
何か方法はないかな~と困ったときの携帯チェック。
結論ウマシカにつける薬なし。
うわ、初めて携帯に裏切られたよ。
調べても方法が出てこなかったの初めてだよ。
仕方ない、待つか~。
しばらくすると戦いが終わり、ボロボロのマッチョさんとさらにボロボロのピエロがいました。
邪魔にならないようにそうっと近づくと二人は会話していました。
詳しい内容は分からないのですが、二人は元々知り合いのようです。
結局はお前にかなわなかったというピエロの会話で終了かな?
すと、こっちに視線を二人ともよこし、小さな黄色の星と、橙の月をくれました。
ピエロは動かなくなっていました。
声はかけられませんでした。
マッチョさんは少しすると、前方を指差し、あの塔へ行けと言いました。
真っ赤な塔。
そろそろ決戦ですか?ボスキャラですか?