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ハンナ  作者: まりんぬ
3/5

人外

「まず、あなたの名前は?」


すみれです。


「すみれちゃん?」


すみれくんです。

いつもみんなそうやって言うんです。


「可愛い名前だね。気に入った。

私は好きだけどな〜。」


そうですか。ありがとうございます。


「そう堅苦しく話さないの!

タメで行こう!タメで!

私の名前は聞かないの?」


え、あー。はい。名前は?


「素直でよろしい。

私の名前はハンナ。

漢字とかはないな。」


どっかで聞いたこと...あ...ないか...。


「まあいいよ。

それじゃあ始めるね。」


「実はね、私人間じゃないんだよ。

正確にいうと。」


え?そんなこと...ある...?

だとしても僕に言って良いはずないですよね...


「良いの。あんた多分あれだから。」


あれってなんですか...


「まあ良いよ。あとでわかる。」


「私はとにかく人間ではないことは確かなの。

悪魔?エルフ?妖精?

知らんけど。


お母さんはね、人間だった。まあ、もう顔も覚えてないんだけどね。数千年前の話だから。」


えちょ、何歳?もしかして...おばあさん?


「おばあさんは酷いでしょ。

よく見なさいよ〜このびゅーてぃふるな美女をっ!」


は、はい。


「分かればよし。


でね、お母さんはある日、私を身籠ったの。


でもお母さんには夫はいなかった。だから怖かったそうなの。このお腹の子は誰との子かって。

最後までお母さんにはわからなかった。

でもきちんと産んでくれたことは確かなの。

幼少期にそう言われて育ったことだけは覚えている。


まあそんなわけで不思議な子供が生まれた。

でも成長するにつれ、私には明らかに他人とは違うところがあったんだよ。」


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