終わりの終わりの終わりの終わり
命は買えないんじゃない、誰も売ってる場所を知らないだけだ。
「『閉世界のメタモルフォーゼ』が俺を襲ったとして、俺たちはどうすれば奴を倒せる?」
「倒す必要はないですよぉ?『太陽』が無くなったなら、新しく記憶を覚えることも可能でしょ?『記憶喰』辺りだったら今からでも覚えられますよね?」
「あぁ、それはそうかもしれないな、いや、待てよ、となると……」
俺はあることに気付き、それを試してみることにした。
「『圧縮部屋』」
そう俺が口に出した瞬間、シックスは音速に近い速度で俺の背後に移動し、ナイフを首に突き立てた。
それとほぼ同じタイミングで、冷蔵庫の中から破裂音がした。
「何をしてやがるんですか、先輩。私と敵対する気なら容赦はしません。」
「い、いや!試してみただけだ!『太陽』が消えたなら過去の記憶は復活してるのじゃないかと!」
「先輩はこの世界での『当たり前』をご存知ですよね?」
そう、この世界での『当たり前』。目の前で許可なく記憶、能力を使う事は宣戦布告にほかならない。
数十年前、とある国の物を引き寄せる能力を持つ人間が政治家となり、ある国のとある要人と会談をした。
その最中、彼は資料を取るために能力を使ったのだが。それは宣戦布告と見られた、彼は射殺され、それによって第三次世界大戦が始まったのだ。
「あゝ、知ってるさ。」
「ならばその行動は、私に対する宣戦布告。敵対宣言と読み取ってよろしいですね?」
ナイフが刺さってる、再生するけど普通に痛い痛い。
「おいおい可愛い後輩よ、俺がそんな事する度胸があると思うか?」
「貴方に敵対されるということは、『侍』と敵対するということです。貴方はどうだかわかりませんが、彼女は強い、私に勝てるぐらいには。つまり度胸はなくとも、敵対できる実力はあります。」
「わかったわかった。許してください、敵対する意志はないです。」
「嫌です。」
次の瞬間、首元のナイフは俺の脳と脊髄を切り離した。転がった頭をぐちゃぐちゃに潰し。身体をバラバラにすると彼女は頷き、録画ボタンを止めた。
そして冷蔵庫の前に行くと、完全食を食べ始めた。
半時間ほど経つと、聞き慣れた声がした。
「何をしているんだ、シックス。」
「全く、二回目で終わるといいけど。」
やっと書きたいこと1つ目が書けました。嬉しいものですね。