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快刀乱麻!ギガエナジー  作者: ヘルクレ
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はじまり

はじめまして。ヘルクレと申します。

楽しんで頂けたら幸いです。

 「今朝のニュースをお届けします。今朝未明、N区にある宝石店で、強盗事件が発生しました。犯人は犯罪グループ『疾影(とかげ)』の犯行であると―――」


 近頃は本当は犯罪が増えていると感じる。昨日だって殺人事件が4件も起こった。これは絶対におかしい。

そんな事を考えながら俺はTVを消し、家を出た。


「今日は仕事初日か。遅れたら即、首になってしまいそうだな……マズい!あと30分で行かないと!ゆっくりしすぎた!」

 

ここは極東島国トウキョー。元は47つに分かれていて、ニホンと呼ばれていたそうだが、五代前の首相の政策によってまとめてトウキョーと呼ばれることになったらしい。

 

 そして俺が今日から勤めるのは防衛機関 PT。

PTというのはProtection Tokyoの略だ。

名前の通り、トウキョーを色々な脅威から守る為の機関で、

発足から100年経つが、あまり成果を上げられてないらしい。恥ずかしいけど、俺が大きな成果を上げて、みんなからヒーローと呼ばれるようになりたいと思ってる。

今回の採用試験で選ばれたのは5人。例年と比べて、今年はとてつもなく少ない。何故そんなに少ないのかはわからないけど、俺はなんであれ頑張って行きたいと思ってる。そうやって、これからの未来に胸を膨らませつつ、PTの本部へと走って向かった。


 「すいません!遅れましたか!?」

息切れしながら本部の入社式の会場に着いた俺はそこに居たご老人に尋ねることにした。

「いや、時間ぴったりだよ。良かったね。じゃあそこに並びなさい。」

その人は優しい、しかしおごそかな声で俺に教えてくれた。

列に並び、ほっ、と胸を撫で下ろしたのも束の間の出来事だった。

『これより、入社式を始める。一同、敬礼。』

女の声のアナウンスが会場に響き渡る。

『まず、大三郎(おおさぶろう)最高責任者からのお言葉です。』

演説台に立ったのは紛れも無いさっきの親切なご老人だった。

「新任の諸君。おはよう。私はPTの最高責任者、大三郎山口(おおさぶろうやまぐち)である。君たちは加入希望者5800人の中から選ばれた優秀な人材だ。その事を肝に銘じておくように。私からは以上だよ。よろしく頼むね。」

ビリビリ感じるほどの重圧だった。周りの人全てが微動だにしないレベルで。流石は最高責任者だ。その後、色々な偉い人からの激励の言葉を貰ったし、

メンバーお互いの顔や名前を知ることができた。


まずは俺。茶摘 微糖(ちゃつみ びとう)。 


隣に立っていた眼鏡の青年、清 涼(しん りょう)。 


金髪で金色の服を着ていた、来楽 仁(らいらく じん)

その横に居た、特に特徴の無い地味な女の子の春針 雅(しゅんじん みやび)


そして不良という言葉がよく似合う女子。 牙川 黒真(がかわ こま)


この5人が最も成績が優秀だったらしい。


『これをもちまして、入社式を閉会する。一同、敬礼。』

 

 入社式はあっという間に終わった。その後、俺たちは指定された部屋に向かった。部屋に入ると、明るい声が聞こえてきた。

「よし、5人全員来たわね?私は古木 肋(ふるき あばら)。古木さんって呼んでね。あ、アバラちゃんでも良いわよ?」


古木アバラと名乗る謎の女性。とてもスタイルが良い。その細身に黒いスーツをピシッと着こなしている。でも何処か抜けてるところがあってなんだか不安だ。正直可愛いと思う。


そんな事を考えていると、大人しそうな涼が言葉を発した。


「ええ。貴女の名前は分かりました。では役職はなんです?先ずはそれをはっきりとさせるべきかと。」


「あ!ごめんなさい!まだ言ってなかったわね。私は対違法物質兵器開発局長よ。よろしくね。」


 違法物質。前に少し聞いたことがある。それを体内に摂取したり、武器などに使用すると、身体能力や武器の性能が考えようも無いほど上昇する。ただ1度でも使用してしまうと、その物質と一体化してしまい、最終的には死に至るとされている危険なものだ。


「で、アタシ達は何をさせらせるんだよ?違法物質の実験台にでもされんのか?」

牙川さんが睨みながら言う。


「まさか!私はそんな事しないわよ。貴方達の使命はこのトーキョーを護ることよね。だったらいつかは必ず違法物質を使っている犯罪者と出会す事になるわ。その時のための武器を私たちは開発したの。まだ完成はしてないけどね?」


「ほーん。そんで、それはどんなモンなんや?銃なんか?いや、剣か?」

来楽が興味津々で聞く。


「フフッ!いいえ、違うわ。貴方達が使う兵器は……巨大なロボットよ!」



え?

「本気ですか?」

「それホンマか!?」

「……え?」

「アタシ達のこと舐めてんだろ?」


「いいえ。全くふざけていないわよ?この兵器を『対違法物質取締兵器 ()()()()』と名付けることにしたの!」



ここまで読んで頂き、ありがとうございます。初投稿ですが、やはり話を考えるのは楽しいですね。上手く文章に出来ている自信は余りありませんが。さて、この小説は如何だったでしょうか?まだ1話ですし、ロボット自体まだ出てきてませんが、2話以降はバンバン出していくつもりです。次の話が出ましたら、よろしくお願いします。 誤字・脱字等有れば、報告していただけると幸いです。では。

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